ササンクァ （SASANQUA）


ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属、サザンカ種

山茶花 （サザンカ）である。
学名、洋名と共に、『SASANQUA』と和名
の音がそのまま使われている。


『山茶花』と書き『サンザカ』と呼ばれていた
ものであったが、それがいつしか訛り音位転感
して『サザンカ』となったもの。


『茶梅』の漢字表記も用いられているもので
『山茶花』『茶梅』に共通する『茶』の文字は
九州地方にて、この植物の新芽をお茶にして
飲む風習が優雅で美しいという事からついた
ものである。


サザンカとツバキのその違いを見分ける方法
としては次の通りとなる。


サザンカの特徴
花は平咲型であり、開花時には香りがする。
散る時には花弁が一枚ずつ脱落していく。
葉はツバキのものより小ぶりでエッジには
ギザギザがはっきりと見ることができる。


ツバキの特徴
花は立体的なものが多く、花が咲くも無臭。
散る時には花そのものが首からポトリと落ち
侍はこの性質を嫌ったと言われる。
葉はサザンカのより大きくギザギザはない。


サザンカとツバキのこれらの特徴を見分けて
散策してみると、それはまたそれで楽しいもの
である。

和名　山茶花 （サザンカ）
　　　茶梅 （サザンカ）
　　　姫椿 （ヒメツバキ）
洋名　ササンクァ（SASANQUA）
学名　カメリア ササンクァ
　　　（CAMELLIA SASANQUA）
分類　ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属、
　　　サザンカ種
種類　常緑広葉樹
草丈　５ｍ
開花　１０〜４月
花色　赤、桃、白
原産　日本（四国南部、九州、沖縄、西表島）
言葉　謙遜
　　　ひたむきな愛
撮影　大阪市淀川区の街中

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