残雪草 （ザンセツソウ）


キク目、キク科、ラウリア属


多年生の多肉植物


ニュージーランドの高山の尾根にまるで苔の
様に生える植物で、灰色がかる多肉系の葉姿
が、山に残った残雪に見える事から『残雪草』
の和名が付いている。


初夏に黄色い直径５ｍｍの花を咲かせる事で
苔でなく、植物だったのだと判別できる。

強風が吹く高所であり、尚且つ地盤が砂礫と
いう過酷な環境に生き延びるために、草丈は
１ｃｍ以下の高さにまでしか伸びず、その葉
は乾燥に耐える為の多肉性の道を選び、群生
する事により生存率を高めてきた植物の形態
である。


学名や洋名にある『ラウリア』は、発見した
フランスの植物研究家の名前に由来している。


洋名の『ベジタブルシープ』は、これが円形
に群生しているその姿が、平原の岩場などに
うずくまった羊に見える事からの命名である。


ネットでも買える植物だが、日本の夏の暑さ
に弱くて枯れてしまうので、冷房完備の環境
が必要となる植物である。

和名　残雪草 （ザンセツソウ）
洋名　ベジタブルシープ
　　　（VEGETABLE SHEEP）
　　　マット デイジー
　　　（MAT DAISY）
　　　ラウリア
　　　（RAOULIA）
学名　ラウリア オーストラリス
　　　（RAOULIA AUSTRALIS）
分類　キク目、キク科、ラウリア属
種類　多年生多肉植物
草丈　１０mm
開花　初夏
花色　黄
花径　５mm
原産　ニュージーランドの高山
撮影　咲くやこの花館
　　　六甲高山植物園

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