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籠鳩



自転車ノ籠鳩 (ジテンシャノカゴバト)


自転車籠の中から、何かヒョコッと動くので
近づくとプルップー!河原鳩 (カワラバト)
がガッツリと休んでおられた。日本国内では
最もスタンダードに見られる鳩である。



自転車の持ち主も、まさか自分の自転車の籠
の中で鳩が休んでいたとは夢にも思うまい。
と、オモロイ光景にパチリと撮影をする。
プルップー!




私に警戒した鳩はその後、直ぐに飛び去って
しまった。もっと色々とくつろいだ表情とか
撮ってあげたかったが、勿論そんなの鳩の方
は求めておらず、鳩には可哀想な事をしたが、
自転車の持ち主にとっては良い事だったかも
知れない。籠の中を覗くとお行儀が良いのか
糞などはなく、勿論、卵や雛もいなかった。
プルップー!


鳩は自分の巣の中には糞を落とさずに、少し
お尻を突き出して巣の外にする。この鳩の糞
は、ちょっとばかし厄介なものなのである。
アメリカでも報道でエライコッチャと頻繁に
流れてたのが、ミネアポリスの築40年にも
なる橋脚崩落のニュースは日本でも一大事と
捉えられた。鳩の糞が堆積されるがまま積り
橋脚の鉄骨を腐食劣化させた事が、その原因
であると分かり、鳩対策が重要であると世界
が気付いたのである。プルップー!


マンションも空室が増加する中でベランダに
鳩が棲みついたりすると、その糞害によって
清掃作業が大変なのだという。だから空室の
ベランダの外部に網を張って中に入れない様
にしてしまう事で余計な人の手間や費用等を
押さえ込んでしまう。ネットを張るのも手間
ではあるが、施さぬ場合の費用は10倍以上
に跳ね上がるので的確な処置なのである。


河原鳩は身近な鳥であるにも関わらず、その
生態について知られていないものではあるが
知れば知る程に面白い鳥なのである。





籠の中の鳥は いついつ〜 出やる〜 ♬

いや、もう、本当に直ぐであった…


プルップー!

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