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阿檀


阿檀 (アダン)


タコノキ目、タコノキ科、タコノキ属

熱帯から亜熱帯の砂地や岩場などに群生する
常緑低木。そこに付く大型の実が特徴的。
コレが頭に落ちてきたら危ない、そのくらい
大きく硬いのである。



花は芳香も良く、雄花から採れる精油は香水
にも使用されるもの。その幹は建材や工芸品に、
その葉は屋根や敷物と多彩な用途展開に
活躍を見せる植物。


石垣島、西表島、沖縄、そして奄美大島と
南国の島々で出会えた植物である。


カヌーを降りて上陸する時にこれの葉に触れ
痛い思いをする。葉の端面は鋸状となってて
それは固く尖っているのだ。



和名 阿檀 (アダン)
洋名 パンダナス (PANDANUS)
学名 パンダナス オドリフェル
   (PANDANUS ODORIFER)
分類 タコノキ目、タコノキ科、タコノキ属
種類 常緑低木
草丈 6m
開花 夏〜秋
花色 白、黄
花径 25〜50cm
原産 日本、中国、台湾、マレーシア、
   インド、ベトナム
言葉 嬉しい便り
   壮大な計画
   深い関係
撮影 石垣島、西表島、沖縄本島、奄美大島


この阿檀を始め、奄美大島に生息する南国の魅力
ある植物や生物を描き続けた孤高の画家であって
私が最もその画風に惚れてる田中一村氏を改めて
付け加えておこう。彼の生涯で最期の三枚の絵は
誰にも売らないものと本人が決めたもの。


その三枚の絵の中に、この阿檀か含まれている。


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