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狐ノ枕


狐ノ枕 (キツネノマクラ)

ウリ科、カラスウリ属、の蔓性多年生植物


一般的には、烏瓜(カラスウリ)の名前で
知られている植物で、写真のものは時間が
経った姿である。


これの花は、この世のものとは思えぬ程の
美しいものでレース状の花が咲く姿は幻の
世界のものの様である。夜の間に咲く花は
スズメガなどを受粉の協力者に選んでおり
普段は人の目に触れない様になっている。


そんな夜にひっそりと咲く花の性質の為に
夜一人で過ごす女性に例えた花言葉として
『男嫌い』が付いている。


花も美しいが、うずらの卵より少し大きめの
この実も鮮やかな緑色から、朱色へと替わり
とても可愛らしいものとなる。


そんな可愛らしい実は、関ヶ原の合戦場にて
風に、雨に、陽に、雪に、色々と晒されての
このお姿である。


自然を愛した伊藤若冲(イトウジャクチュウ)
画伯の作品の中には、これら植物の劣化する
姿や虫喰いなどが描かれており、それは悲観
するものでなく、次への命に繋ぐ尊い姿との
解釈が現れ、朽ちていく美学に通ずる。


とかく、人の目は生気に溢れ美しいものだけ
目を向ける性質がある。私にはこの姿もまた
可愛くも美しい姿と感じる。


しかし、昔の人は『●ノ枕』の名付けが好き
なのだなと思う。


私は『蛸ノ枕』(タコノマクラ)という海の
生物も好きである。



和名 烏瓜 (カラスウリ)
   唐朱瓜 (カラスウリ)
   山瓜 (ヤマウリ)
   土瓜 (ツチウリ)
   狐ノ枕 (キツネノマクラ)
   玉章 (タマズサ)
洋名 クロウデット メロン
   (CROWDED MELON)
学名 トリチョサンザス ククメロイデス
   (TRICHOSANTHES CUCUMEROIDES)
分類 ゴーヤ目、ウリ科、カラスウリ属、
   カラスウリ種
種類 蔓性多年生植物
草丈 2m以上
開花 夏〜秋
花色 白
花径 5cm
雌雄 別株
原産 熱帯アジア
言葉 誠実
   よき便り
   男ぎらい
撮影 関ヶ原の合戦場

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