エアプラント （AIR PLANT）


イネ目、パイナップル科、チランジア属など
を中心とした植物で、根を張らない性質から
鉢植などにされずインテリア感覚で置かれる
もので、写真の様にガラス容器の中に入って
目を楽しませるものとして８０年代に日本に
上陸、今では百均などでも扱われている。


一般にエアプラントと呼ばれるものは、この
チランジア属のものに分類されているものが
大半を占めており、空気中から水分を吸収し
生きる特殊な植物の総称となっている。根を
持たぬ性質をもち土壌を必要とせずに、多様
な環境での生存が可能なものを指しての名称
となっている。


蘭（ラン）の仲間などの着生植物も、樹上や
岩場や崖下などに生えるものもあるのだが、
これらの着生植物はちゃんとその着生先に根
を張る。そしてその根から水分や養分を吸い
上げる点では他の植物と基本的には同じもの。


エアープランツの原産は北アメリカの南部を
はじめ、中米、南米や西インド諸島などで、
霧がかかる森林の中や標高が高い山や、雨が
少ない砂漠などに分布しており、自身の生息
の安定の為に根を張るものも中にはあって、
それらはあくまでも固定の為の根となり吸水
や養分吸収能力は有していない。


エアプラントは、大気中の湿度を吸収すると
同時に気中微粒子や有害物質なども取り込み
浄化、生息地の保全など、生態学的な役割を
果たしているとされ、その点での研究は今も
なされているという。


適度な間隔でミスト状の霧を吹いてやる事と
光合成のための陽光を欲するので、それなり
の環境で育ててやる事で、長く生きる種類も
ある。生きているインテリアである。

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#ハナアナナス

こちらも、成長していく記事としてエアプラント
の記事を加算していくスタイルをとるものとして
チランジアの複数種を下の様に掲載していく。