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並揚羽



並揚羽 (ナミアゲハチョウ)


チョウ目、アゲハチョウ科、アゲハチョウ属
日本で見られる最も一般的なアゲハとなる。


アゲハチョウは漢字表記では「揚羽蝶」や
「鳳蝶」とも書く。一般的な漢字表記での
頭に「並」と付くものは、日本国内で最も
ポピュラーに見られるアゲハチョウだから。
私個人としては、鳳蝶の表記の方が好きで
あるが、やはりタイトルには一般的な方を
持ってきた。


洋名での表記は、スワロウテイルバタフライ
(SWALLOWTAIL BUTTERFLY)、その羽の
燕尾のカタチからこの名がつく。


優しいアイボリーカラーに、ダイナミックな
墨の隈取り柄と羽の下方には青が添えられ、
一箇所にだけ紅が入る。その美しい羽に子供
の頃から胸を躍らさせられたものである。


美しいこの蝶を何度も捕まえてはまた空へと
放つ。虫の一生は我々人との時間の流れとは
違う。そんな彼らの貴重な時間を自分の勝手
な都合で籠に入れておく訳にはいかない。と
そんな事を子供の頃から思っていたので常に
私はキャッチアンドリリース、捕まえて直ぐ
観察しては、直ぐ逃がす。


蝶の羽は脆い。だから羽を傷つけない様に
捕まえる。蜻蛉(トンボ)の羽は更にもっと
脆いのである。彼らにとって羽が傷ついたり
するのも、羽自体が折れたりすれば命取りと
なる。だから、今では眺めて写真を撮影する
だけである。


蝶の写真を撮るのは簡単そうで難しい。彼等
は危険回避のために我々が少し近づくと直ぐ
に逃げていく。とても変則的な動きをする為
に簡単に撮りにくい。すばしっこく逃げ回る。
一眼レフの望遠なら容易だが、IPHONEでは
一定の距離を確保せねばその羽の美を写真に
収める事は出来ない。だから花蜜を吸ってる
時や産卵など、アゲハが集中している時こそ
がシャッターチャンスなのである。



和名 並揚羽 (ナミアゲハチョウ)
洋名 スワロウテイルバタフライ
   (SWALLOWTAIL BUTTERFLY)
   アジアン スワロウテイル
   (ASIAN SWALLOWTAIL)
学名 パピリオ イクスサス リナエウス
   (PAPILIO XUTHUS LINNAEUS)
分類 チョウ目、アゲハチョウ科
   アゲハチョウ属
種類 チョウ類
全長 前翅長 4〜6cm
出現 成虫 3〜10月
食性 成虫 多種多様な花の蜜
   幼虫 ミカン科植物など柑橘類の葉
      サンショウ、カラタチ、ミカン
分布 日本全土、朝鮮、中国、台湾
   ハワイ(帰化したもの)
撮影 枚方公園(アベリア)
   十三公園(ヒメヒオウギズイセン)


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