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孟宗竹



和名 孟宗竹 (モウソウダケ)
洋名 モーソー バンブー
   (MOSO-BAMBOO)
学名 フィロスタシーズ エデュリス
   (PHYLLOSTACHYS EDULIS)
分類 イネ目、イネ科、マダケ属
種類 多年生植物
草丈 30m
開花 不明
原産 中国、台湾
渡来 江戸時代
言葉 節度
   節操のある
撮影 毘沙門跡



中国や台湾が原産のこの植物は、江戸時代に日本
へと渡来したとされる。


この材は弾力性があまりない為に編み籠などへの
細工には向かない竹であり、建築材料や農漁業用
の資材利用に使われる。もちろんその為には長さ
はあった方が良い。孟宗竹は平均して30mまで
伸びる。その幹の太さも建築関連に使用される程
立派なものとなる。


なお、春先に生えてくる筍(タケノコ)は食用に
なる。かつて、竹林の中で妖怪かと見間違う程の
爺さんが「早朝に採れたてタケノコは湯がいたり
アク抜きせんでも食べれるのじゃ、ホッホッホ」
と更に妖怪っぽく語りかけてきた。一度だけそれ
を食したが新鮮でアクを感じないし、べらぼうに
旨かった。あの時以来、あれを超えるものにまだ
出会っていない。



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