薮茗荷 （ヤブミョウガ）


ツユクサ目、ツユクサ科、ヤブミョウガ属


関東地方以西から九州にかけ、薄暗く湿度
の高い山の中に自生する多年生植物。


茗荷（ミョウガ）の葉に似る事からこの名前
がついているものである。


夏から秋に向けて、小さく白い球状の花を
咲かせその姿は、可憐なものである。


しかしながら、花言葉にはあまり良くない
ものが並んでいる。


『謙虚の美徳』は小さな花のひとつひとつは
一日花であり咲いた日だけで終わるもの。
次に咲く新たな花へと席を譲る様な謙虚さ
を表したもの。


『報われない努力』その葉が茗荷に似ている
事から育てたものの、花が咲いた時に別の
植物だと分かり、育てた努力の甲斐なしの
意味で、なんともやりきれない感じがある。


『苦しみを和らげる』このヤブミョウガには
薬効成分などは含まれておらず、痛み止め
としての効用はない。コレは花の咲いた姿
が仏塔にも見えるものだからとされる。


植物も人の役にたつ為にそこにあるのでなく
これらの花言葉も、ヤブミョウガからすると
『それがどうかしましたか？』なのである。


これを撮影したのは何処だったかの記録が
ないが、これを山中で見つけた時の嬉しさは
覚えている。また、何処かで撮影したいなと
思っている植物である。

和名　薮茗荷 （ヤブミョウガ）
　　　笹竜胆 （ササリンドウ）
洋名　ダブル ファイル
　　　（DOUBLE FILE)
学名　ポーリア ジャポニカ
　　　（POLLIA JAPONICA）
分類　ツユクサ目、ツユクサ科、
　　　ヤブミョウガ属
種類　多年生草本
草丈　５０ｃｍ
開花　夏〜秋
花色　白
花径　５ｍｍ
原産　日本、朝鮮、中国、台湾
言葉　謙虚の美徳
　　　報われない努力
　　　苦しみを和らげる
撮影　不明、どこかの山の中

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