乙女椿 （オトメツバキ）

ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属

日本国内のみならず、ヨーロッパなど世界
でも愛される、日本の北陸を原産とする椿

美しく配置されたその花弁の描き出す幾何学
模様は、シンメトリービューティをも兼ねて
バラでも成し得ない美を確立する。

この種類は、八重咲を上回る花弁、千重咲の
ものであり、これに付いた乙女（オトメ）の
名称とは『永遠の処女』や『永遠の乙女』を
意味している。

この椿は決して実を結ばないものである。

以前にも八重咲の花について解説をした通り
これらの多花弁は雄蕊が変化したものであり
この乙女椿は生殖機能をもたないもの。

それゆえにこの花は長く枝にとどまる性質を
持っている。実を付けるというのはそれだけ
エネルギーを使うものである事から、劣化へ
進むサイクルは短いものである。それがない
乙女椿の花は、その美しさが長持ちをすると
されている。

和名　椿 （ツバキ）
洋名　ジャパニーズ カメリア
　　　（JAPANESE CAMELLIA）
　　　ピンク パーフェクション
　　　（PINK PERFECTION）
学名　カメリア ジャポニカ
　　　（CAMELLIA JAPONICA）
品種　乙女椿 （オトメツバキ）
分類　ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属
種類　多年生植物
草丈　５〜７ｍ　小輪〜中輪
開花　３〜５月
花色　淡桃色
花弁　千重
咲型　千重咲
花径　６〜８ｃｍ　小輪〜中輪
歴史　江戸時代末期に北陸にて産出
原産　日本
言葉　誇り
　　　控えめな優しさ
撮影　武田薬品京都薬用植物園

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