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日暮


日暮 (ヒグラシ)


カメムシ目、セミ科、ヒグラシ属のセミ。


カナカナと物悲しげな鳴き声が森林の中へと
染み込む様に響き秋の季語にもなっている。


六甲高山植物園を植物巡りをしながら、流石
は標高の高い位置にある為、普段は間近では
聞くことのないヒグラシの鳴き声が近いこと。


見た事がないから見てみたいと女性陣が言い
声はすれども、警戒心が強いのか見つける事
が出来ないでいた。メンバーの中のひとりの
女性はセミである事すらも知らなかったのが
面白い。これは是非とも見せてあげたいなと
思うも樹上にそれを見つける事は叶わないで
植物園を後にしようと出口を抜けると地面に
仰向けに横たわるヒグラシのメスを確認。


死んでいるのかしらと、ツンツンすると脚が
モソモソと動いた。灼ケテルアスファルトの
上はキツかろうと木に止めてあげる。脚先が
多少の欠損はあるが木にとまってくれた。



オスならジーッとか声を放つのだが、メスは
無言である。ヒグラシ見つけたよ。メンバー
の女性にいうと嬉しそうにそれを眺めた。




和名 日暮 (ヒグラシ)
   茅蜩 (ヒグラシ)
   秋蜩 (ヒグラシ)
   晩蟬 (ヒグラシ)
   蜩 (ヒグラシ)
洋名 イブニング チカダ
   (EVENING CICADA)
学名 タンナ ジャポネシス ディスタント
   (TANNA JAPONENSIS DISTANT)
分類 カメムシ目、セミ科、セミ亜科、
   ヒグラシ族、ヒグラシ属、ヒグラシ種
分布 日本(北海道〜九州)、中国
体長 28〜38cm オス
   21〜25cm メス
時期 6〜9月
撮影 六甲高山植物園出口近く

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