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御菓子司 河藤



御菓子司 河藤 (カワトウ)



極楽浄土への入口とされている四天王寺の西門
この西門へ通ずる参道にちょこんと店を構えて
いるのが、小さな和菓子店の河藤(カワトウ)
というお店である。



四天王寺は何度も来ており、その度にこのお店
の前は通り、気にはなっていたのだが今回迄は
素通りしていた。広くないお店の中にお客さん
が居たので入らずに居たのである。



ウチのアクティビティサークルの女性陣たちが
四天王寺の初詣の帰りにズンズンと中に入って
いったので、それに続いて入った。サークルの
メンバーは6人なので、お店の中はいっぱいに…



割氷(ワレゴオリ)なるお菓子があって試食の
為のケースがあってメンバーが次々と試食し、
ケースの中はエンプティである。



表層は硬いもので、見た目は氷砂糖の様であり
お口に入れてカリッと噛むと、表層には薄膜の
固い層なのだが、その中はとても柔らかいもの
で、ひんやり系のゼリー菓子なのである。



この割氷というお菓子には、スタンダード以外
紅茶味、生姜味、酒粕味、などがあってどれも
美味である。写真はサイズ別で内包されている
が、個装箱入りの方がオススメである。袋もの
だとサッサかと食べてしまい、あっという間に
なくなってしまう。箱入りだと一個ずつ大切に
食べそうな気がするのである。



この『割氷』は、全菓博の最高賞受賞している
頂点に立ったお菓子だったのである。



こちらの和菓子屋の始まりは、河口屋藤兵衛
(カワグチヤトウベイ)なるお方が、元々は
綿や煙草を商いをしていたもので、『河藤』
の称号はこれに由来している。四天王寺の地
にお店を構えた際に、和菓子屋さんを始める。
江戸時代のことであり、このお店は百年も前
から、四天王寺さんにお詣りする方々の帰り
の土産として愛されてきた、歴史ある和菓子
のお店なのである。



ここのお菓子はこのお店の奥で、家族の手で
ひとつずつ作られているのだという。


どれもひとつひとつが芸術品の様であり、
絵柄も一筆一筆描かれているのが素晴らしい。


どの和菓子も見てて飽きずに、時間を忘れて
しまうものばかり、今更ながら日本に生まれ
正解だったなと実感するのであった。


私も大喜びして色々と買ったのである。



『川藤』さんに飾られていた椿の花である。
ちゃんとこの椿には、品種の札がついてて
幻の椿と言われる逸品である事がわかった。
私も初めてお目にかかった盆栽椿である。
これはまた、後日に記事にする予定である。



店内にあった『長寿心得』『健康十訓』
こちらもブログつぶやきのコーナーにて
掲載予定である。このコーナーでは
著名人による名言や川柳、格言などを
綴っていくものである。


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名称 御菓子司 河藤 (カワトウ)
所在 〒543-0051
   大阪府大阪市天王寺区四天王寺1ー9ー21
最寄 四天王寺夕陽丘駅
   大阪メトロ 谷町線
   4番出口 徒歩 2 分
営業 8:30 ~ 19:00
定休 火曜

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