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埼玉県に海を作るまで

図1のように埼玉県は陸地に囲まれており、海は存在しません。今風の技術を駆使して、元の画像(写真1)に海を追加することが今回の記事の目的です。

写真1は埼玉県のとあるマンションから、夕日が綺麗だったので思わず撮った写真です。

頭1:埼玉県


写真1:元の画像


不要な要素の削除


電柱や電線など、海の風景に存在しないような不要な要素を消します。中央付近にある電柱と木は印象的なので残すことにしました。

黒い四角の部分は実は屋根です。黒い四角の部分も、海と上手く調和しそうだったので残します。

写真2: 不要な要素を削除した後

この写真も味があって自分が撮った写真ではあるので好きです。 この写真に海を追加して行きます。

ツールについて

不要な要素を消すためのツールとしては、ベータバージョンの「Photoshop」にある 削除ツールを使っています。

同様のことは、最新(安定)バージョンの 「Photoshop」で 「コンテンツに応じるで消す」で出来ますが人を選びます。

几帳面に選択範囲を選択出来た上で周囲と違和感がなくなるように丁寧に時間を掛けて調整出来る人が向いています。

私は、それを横目にその作業を見ていて真似出来ない(と言うより追いつけない)と思っていました。

「ブラシを塗って実行」を何回か繰り返して様子を見ながら境界を雑に調整するというのが私には合っています。

詳しい使い方は私の記事を参考にして下さい。

個人的にはまずまずと思っているのですが、 どうでしょう?

こんな私でもAIの力を借りて不要な要素が違和感なく消せる時代になりました。

本題: 埼玉県に海を追加


いよいよ埼玉県に海を追加します。追加した後、ドラマティックな日没のイメージになるように現像して全体のトーンを調整しました。

写真3:海を追加

海を横に広げて広角にしました。ここまでやると木もありますし、心なしか島ぽく見えます

写真4:カバー画像


まとめに変えて:写真の楽しみ方


どう思われたでしょうか。


昔のフィルム写真では、被写体を撮る瞬間に構図や色合いが決まりました。

しかし、デジタル写真になると、制限はあるものの構図や色合いを後から変えることが出来るようになりました。

そしてAIの時代が始まり、現実の写真に絵の創造力を加えることができるようになりました。

人々がデジタルやAIといった技術を使うことで、写真の楽しみ方が増え多様化しています。

そして、写真を楽しむ人も増えました。

今は写真とは何か、そして何処までを写真とすべきかの定義が変わりつつある過渡期にあるのかもしれません。


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