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横浜廻り:港の見える丘~元町~関内

地中海料理が大好きです。南フランスやイタリアもいいけど、ギリシャ料理は、また、独特な味わいがあって大好きです。それで前々から行ってみたかった日本最古のギリシャ料理店に娘を誘って行ってみました。せっかく横浜まで行くのだから周遊しちゃおうと思い港の見える丘を中心に遊んできました。娘は忙しいみたいなので食事だけつきあってもらいました。

ちょうどお昼ごろ石川町に着いたので軽くランチを取り、元町を港の見える丘方面へぶらぶら。港の見える丘公園の秋薔薇はまだ少し早いようですが、なかなかきれいに咲いていました。


噴水広場


バラ園のバラ


この建物はカフェのようです


ここはなんだかわからないけど、ロリータちゃんたちが撮影してました


県立近代文学館

近代文学館は井伏鱒二を特集していました。井伏鱒二の本は教科書に載っていた山椒魚くらいしか読んでなく、あまり知らないのですが、仲の良かった作家さんとの往復書簡やお互いを評した文書などは面白かったです。
特に太宰治の師匠でもあったため太宰に関する記事は他の方よりもたくさんありました。井伏氏いわく、太宰は短い生涯の中で自ら悩みを作り出してしまった…とのことです。悩みに迫られるのではなく、自ら悩みに寄っていってしまったんですね。
パビナール中毒になった太宰に入院するよう勧めたり、結婚を世話したりとてもかわいがっていたよです。治ちゃん、いい師匠に恵まれましたね。

特設展示よりも、実は常設展示のほうが私には面白かったです。入ってすぐに漱石先生の書斎がガラスケースの中に再現されていて、文机だけでもかなり効果のあるものと思われます。神奈川を舞台にした作品とその作家のことが展示されていて、谷崎潤一郎の『痴人の愛』が掲載されて雑誌や原稿などが展示されていて、嬉しくなっちゃいました。谷崎の写真って晩年の頭が薄くなっているものしか目にしないけど、若かりし頃の写真があって…なかなかイケメンでした。潤サマ、かっこいい!

それから、井伏を中心にそれぞれの作家の当時発売されていた本が展示されていて、それがまた、いいんですね。触ることはできなかったけど、表紙が厚いしっかりした紙でできていて、絵柄も洒落てる。本が高級なものだったことがうかがえます。
園内に大佛次郎記念館もありましたが、大佛次郎を全然知らないので、少し勉強してからいずれ行ってみたいと思います。


元町

再び元町を抜けて石川町の駅へ。元町は建物がお洒落で、コメダとかABCマートまでなんだか洒落ている。それに洋服、バッグ、靴、アクセサリーというか宝飾品の店が並んでいて、お洒落な人にはたまらないでしょう。
そのあと電車で関内へ。関内の街をぶらぶら歩く。こちらは元町と違って飲み屋さんみたいなお店が多い気がしました。それから有隣堂で立ち読みして時間を潰し、結局文庫本を4冊買ってしまった。


ギリシャの前菜盛り合わせ

最後は娘と話しながらギリシャ料理をいただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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