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ここまでの社会人生活の半分はソフトウェアエンジニアをやってました。残りの半分はソフトウ…

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ここまでの社会人生活の半分はソフトウェアエンジニアをやってました。残りの半分はソフトウェア品質保証/管理、ソフトウェアプロセス改善をやって来ました。プロマネも火消しも数え切れないぐらいやりました。プライベートではこよなく猫を愛し、薪作りに格闘する日々を送っています。

最近の記事

グループのアイデンティティ(13)

活動は開始されましたが、「新QMS刷新プロジェクト」という名前では、堅苦しいし呼びづらいですよね。そう!製品やプロジェクトには活動を特徴づける名前が必要です。コードネーム? そんなカッコいいものではありませんが、チームやプロジェクトの活動の認知度をあげるためにも、こういったものが必要ですよね。 <課題> 堅苦しい名前では社員に覚えてもらえなかもしれない。認知してくれないかもしれない。そうなるとアイデアの推進や導入が難しくなる。 <解決方法> 活動を特徴づける名前を掲げる。

    • 経営層の支持者(28)

      このパターンも詳しい説明は必要ないかもしれません。それだけパターン名が秀逸だということなんで! 何事も一目でシンプルにわかることは本当に大切ですね。 現場のマネージャーや現場のリーダーの理解を得ることは本当に重要です。もちろん現場が動かなければ物事は進みませんから。しかし、そのアイデアを会社レベルで先に進めようと思うなら、やはり経営層を巻き込むのが必要ですよね。 もちろん強大なポジションパワーを持っていますし、うまくいけば組織的な活動にして、リソースも獲得できるかもしれませ

      • 根回し(45)

        いや、このパターンには詳しい説明は必要ないかもしれません。タイトルが全てをものがったていますね! 重要な決定が行われる前に、そこに影響を発揮できる人に非公式に接触して巻き込んでおく、あらかじめ何か吹き込んでおく(あまり良い言い方じゃないなぁ。。。)ってことですね。はい、私はよくやります。 自分が出席できない意思決定会議もたくさんありますし、出席できても、突然に余計なことを言い出す人はたくさんいますよね。。。そういう人に、あらかじめ釘を刺しておく(?)もとい、誤解を解いておきま

        • ステップバイステップ(3)

          目標は明確になった。しかし、きっとハードルが高いその目標に対して、一気に近づくのは難しいでしょう。自分たちも何をして目標を達成したらいいかを考えていくと思いますが、現在のようなVUCAの時代には、初期に立案した計画がそのまま最後まで通用することは極めて稀です。一歩一歩進めながら最適な進め方を決めていく必要があります。 また、組織もいきなり大きな変化には耐えられません。小さなたくさんの変化を積み重ねながら最終的に大きな変革にたどり着くはずです。 <課題> 変化していく状況の

        グループのアイデンティティ(13)

          ちょうど十分(34)

          自分が思いついたアイデアは本当に素晴らしいのだが、それと同じくらい難解に近いありません。いきなり高い熱量と難しい説明を周囲の人に行っても引かれてしまうのがオチでしょう。。。まずは簡単なイントロダクションの説明からはじめようではありませか!周囲の人の理解が進み、受け入れ準備ができてから思う存分熱量を伝播すればいいのです。 <課題> 新しいアイデアをの全てを最初から説明しようとしても膨大で難解すぎて十分に理解してもらえないかもしれない。 <解決方法> まずはイントロダクション

          ちょうど十分(34)

          予備調査(4)

          自分が思いついた素晴らしいアイデア!はまだ思いついただけで、本当に組織に合うのかどうかはまだ未知数です。仮に合わないところが後からわかっても、それを一度に直すのは現実的ではありません。最小限に絞ったFEARLESS CAHNGEのパターンのいくつかを使って、調査してみましょう。 <課題> 自分が思いついたアイデアが本当に組織に合うものかどうかはまだわからない。 <解決方法> FEARLESS CAHNGEのパターンのいくつかを使って、調査してみる。 <私が実施したこと>

          予備調査(4)

          「始まり」で利用したパターン

          まずは最初の大きなプロセス「始まり」で利用したパターンです。 以下のパターンを利用しました。 エバンジェリスト(1) 予備調査(4) ちょうど十分(34) ステップバイステップ(3) 根回し(45) 経営層の支持者(28) グループのアイデンティティ(13) 次回からは、それぞれのパターンについて、 ・どのような課題があって ・どうしたかったかについて ・利用したパターンの特徴 ・結果どうなったか を1つ1つ説明していきます。

          「始まり」で利用したパターン

          全48パターン

          FEARLESS CHANGEでは全部で48のパターンが紹介されている。 それぞれのパターンの内容や利用方法は、もちろん中身をよく見て勉強していかなければならないのだが、このパターンの名前だけ見ていてもなんとなくどんな内容かが想像ついてくるのがこのパターンのすごいところだ。 以下に全48パターン(の名前)を紹介する。 1. エバンジェリスト 2. 小さな成功 3. ステップバイステップ 4. 予備調査 5. ふりかえりの時間 6. 協力を求める 7. ブラウ

          全48パターン

          1 エバンジェリスト

          新しいアイデアを導入、普及させるには、まず自分がそのアイデアについて熱狂的にならなければならない。 「ならなければならない」と書くとやらされ感的ですが、要は自分が熱狂できるようなアイデアでなければ導入も普及もできないでしょ?ということです。 自分の提案と考えに対して、 情熱 熱狂 信仰心 決意 が必須の要素なんです。 ある意味、ちょっと宗教的ですが。 本当に自分がこのアイデアを広めたい、と心から思っていないと新しいアイデアを 広めるなんていう難解な取り組みはうまくいかない

          1 エバンジェリスト

          推進のプロセス

          パターン13で詳しく説明しますが、新QMS刷新プロジェクトはプロジェクト名を「Project_JEDI」と名付けました。 もちろん、フォースと共にありながら未来の品質を守るためです! Project_JEDIは大きく4つのプロセスに分けて推進していくことにしました。 1.始まり まずは始まりです。なにも無いところからのスタートで、ある意味ここがいちばん難しいのでは無いかと思います。 ここでは7つのパターンを利用しています。 2.認められてからの第一歩 Project_J

          推進のプロセス

          本!(FEALESS CHANGE)

          (前回からの続き) その武器は。。。 「FEARLESS CHANGE」:邦題は「アジャイルに効くアイデアを組織に広めるための48のパターン」という本です! 実はだいぶ前に購入はしてあったのですが、積本してありました。。。 本も2014発行とまぁまぁ古い本ですが、内容は全く古さを感じさせず、本の中に出てくる単語も驚くほど今時のものばかりです。 この本は新しいアイデアを組織に広めたい人向けに直面するであろう様々な問題への解決の糸口を48のパターンにして紹介してくれる本です。

          本!(FEALESS CHANGE)

          背景(1)

          私の会社では、1999/10月にISO9001:1994をベースにQMSを初めて構築しました。 その後、2005/10月にCMMi v1.1のレベル3相当を組み込みました。 その後もISO9001のバージョンアップに伴いマイナーチェンジを繰り返してきました。 しかし、昨今顧客が非常に多様化し、仕事のやり方(プロセス)も顧客ごとに異なるものとなってしまい、「全社標準」はとてもではありませんが機能しなくなってしまいました。 正確には、非常に簡素化したQMSを別途作成し、それに沿

          背景(1)

          SPI Japan2022発表終了!

          無事SPI Japan2022での発表が終了しました。 今回はフルオンラインでの発表で、初めての経験でした。 zoomとoViceというツールを使っての発表でした。 会場でリアルに参加する人は、もう会場に来てしまっているし、どこかの発表会場に行くことになるんですが、オンラインだと気軽に未参加ができる。。。そのことに気が付いたのは発表の前日。 あぁ。。。もし誰もzoomに来てくれなかったらどうしよう。。。 という心配も杞憂に終わり、当日は70名余の人が聞きに来てくれました。本当

          SPI Japan2022発表終了!

          自己紹介

          改めまして、egu33です。 社会人になって以来、2007年まで長い間ソフトウェア開発を生業にして来ました。 私の世代では、入社時はまだ8インチのフロッピーディスクが全盛で、それが5インチに置き換わろうとしているころです。パンチカードも使いました。 多分若い人には絶対わからないだろうな。。。フロッピーは最近ちょっとニュースになったのでわかる人はいるかもしれません。でもあれは「3.5インチ」と言われるもので、相当にコンパクトになったものなんです。 初めて仕事で使ったPCはN

          自己紹介

          初めまして!

          ここまでの社会人生活の半分はソフトウェアエンジニアをやってました。 残りの半分はソフトウェア品質保証/管理、ソフトウェアプロセス改善を やって来ました。プロマネも火消しも数え切れないぐらいやりました。 プライベートではこよなく猫を愛し、薪作りに格闘する日々を送っています。 これまで溜め込んできたソフトウェア品質やプロセス改善の経験を少しづつ 綴っていきたいと思っています。 手始めに2022/10/6で語り切れなかったことを綴っていきます。 2022/10/6にSPI J

          初めまして!