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Skype飲み会をしてみた

こんなご時世で、いつもの飲みメンバーが外で飲み会を禁止されてしまったそうなのですが、それでも一緒に飲まない訳にもいかないのでリモート飲み会を実施しました。色んな難しさがあるとも思いつつ、とりあえずやってみたらいけるだろうと思い、テスト的に友人コアメンバーでやってみました。


ツール

一番分かりやすい、Skypeをつかいました。他の会議系サービスも探したのですが、共有時間だったり接続可能時間の制限が引っかかるので、一番面倒でなさそうなSkypeに至りました。


事前テスト

当日の飲み会を行って適切に行えるよう、前日のうちにメンバーで接続テストをしました。今回の参加者は4アカウントです。PCから繋ぐ人、スマホから繋ぐ人と差があるので、それぞれ適切に画面が映るか、チャットで必要情報の共有が出来るかもテストをしました。やはり意図しない画面の映り方をする人もいたのですが、テスト段階でそれも調整ができました。また、Skypeだと友達として繋がった人同士だけでなく、グループ会話を作った場所をURL共有もできるので、手間は少ないです。


当日

元々開催日時は決めていましたが、私が仕事の都合でちょっと遅れての参加です。それでも、全員が顔が映るように諸々整えるのに時間もかかったりするので、少し早めから準備していてもいいと思います。

参加者は各々、PCなりタブレットで自分たちを映しつつ参加します。開始したてだから料理をしている人も、家事をしている人もいながら、まったりスタートです。そのへん、物理的に集まらないといけない飲み会よりもゆるくできますね。

みんな目線が合わないことはほっときつつ、「乾杯!」をしてスタートです。そのあとは特にフィジカルに一緒にいる飲み会と大きく変わりません。いつも通りの会話をしながら、時々お互いが食べている料理を映したりしつつ、好き勝手に飲みます。全員の画面のスクリーンショットも簡単に撮れるので、これでインスタ映えな写真もバッチリです。

Skype飲みの利点

第一に、様々な事情で外に出られない、手が離せない人でも飲み会に参加可能なことです。家事育児仕事、今だと特に外出が難しい人ですら、画面を共有して飲み会ができます。人間の五感のうち触覚と嗅覚は共有が難しいものの、他についてはわずかなズレがある程度で充分に味わえます。

第二に、全員が自由に参加できます。会話の流れでもりあがった、「うちにそれある!」を簡単に引っ張り出すことができます。外出しているために発生する物理的制約から、むしろ解き放たれるとも言えます。さらにはチャットでのURL共有、画面スナップショットなど、物理的な飲み会よりも簡単にそれらを記録することができます。この点ではある意味、物理的な制約にはるかに打ち勝ったと言えるでしょう。

第三に、第三にするには勿体無い利点ですが、移動時間を気にしなくていいことです。自宅からの参加であれば、家で食べ物を揃えて、なんなら会話しながら料理し片付けをし、ということができます。終電なんてものはありません。

第四、というべきか、むしろ衝撃的なことだったのですが。。。

物理的な差異が関係ないほどにお酒が進みます。

これまで私は自宅での一人飲みで、ワインボトル半分くらいが標準飲酒量でした。一方友人との飲み会になると大体1人1本空くのが基本だったのです。この差異を私は、一人で同じものを飲むから半分で飽きてくるとか、つまみの量が少ないから半分しか飲めない、と思っていました。ただ今回Skype飲みをしたら、飲み会のうちに1本ボトルが空いてしまうくらいのお酒の進みでした。

1人で飲むよりも複数人での飲み会の方が美味しく飲める、そしてそれが物理的なものではない、ということの証左と言ってもいいでしょう。1人飲み以上に、友人との飲みに価値があることをあらためて強く感じた瞬間です。

本日のワイン

気軽に飲めるけど外さない美味しさが欲しいと思い、チリが誇るコノスル・シングルヴィンヤード・ピノノワール2017を開けました。

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比較的醸造技術で押してくるチリワインが多い中で、ピノ・ノワールが持つ繊細さをしっかりと活かしきったワインです。あわせて、フランスのブルゴーニュのピノ・ノワールだと野性味のある酸味が強すぎる安ブルゴーニュが多い中、こちらは非常にバランスの取れた味わいで仕上がっているという点で、生半可なフランスワインでは到底太刀打ちできない逸品です。突出した味わいとまでいかないものの、スルスルと飲めてしまうような、常に1本ストックしておいてもいいくらいのワインです。


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今回はワインそれ自体にフォーカスした記事ではないため割と毛並みの違うものとなりましたが、それでも主張したいほどにリモート飲みがいけると思ったためのものです。

外食も自粛を強いられ、人との接触を避けるように言われるこんな時だからこそ、現代にあるツールを使い倒して生活を豊かにすることが大事なのではないかと思います。







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