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絵本がデジタル技術で進化する?

ご無沙汰しております
毎日暑いですが皆さま夏らしいことはされてますか?

私は高騰する電気代に恐れをなして自分の家から脱出し、某ドーナツチェーン店にてこの記事を書いておりますが、子どもの姿の多さに「あっ、夏休みか」とちょっとした夏を感じています。
 
さて、前回はCHAT-GPT先生にオリジナル絵本の内容を考えてもらうというお話でした。

想像の斜め上をいく面白い文章はできあがるものの、要望に沿った内容ができ上がるにはもう少し時間がかかりそうですね。


とはいえ、世の中のデジタル化が進んでいるのは日々読者の皆さまが実感されているかと思います。
 
総務省の【通信利用動向調査】によると、2021年の情報通信機器の世帯保有率はモバイル端末全体で97.3%だそうです。スマートフォンに限っていっても88.6%の世帯で保有されているという調査結果が出ています。

また、新型コロナウイルス感染症の影響で、電子決済やリモートワークを活用する人が増えたことなど、いたるところにデジタル化の波を感じます。


今やなくてはならないデジタル技術、
実は絵本の世界でも上手に使って成功しているジャンルがあるのです。
 
「絵本とデジタル技術に関係なんてあるわけない!」
「絵本は昔ながらの紙の本が良いのであって、デジタル化なんてしたら良さがなくなってしまう!!」
と思われるでしょうか。
 
ご安心ください、皆さまのお手元に届くのはこれまでと変わらない温もりたっぷりの紙の本です。むしろ温もりはパワーアップしているかもしれません。
 
デジタル技術を駆使した絵本、
それは『パーソナライズ絵本』といいます。

パーソナライズ絵本とは
絵本に登場する主人公の名前や性別、顔、もっと言えばストーリまでお子さんひとりひとりに合わせて変えることができる、世界に一冊だけの本


ちょっと脱線して印刷手法のこむずかしい話になりますが、
印刷というのは従来、“同じ内容のもの”を“大量に”印刷するというのが当たり前でした。この従来型の印刷手法はオフセット印刷と呼ばれています。
 
一方、印刷技術が進化し、“異なる内容のもの”を“少ない数で”印刷することができるようになりました。この印刷手法はデジタル印刷(オンデマンド印刷)と呼ばれています。
 
デジタル印刷が生まれた理由は諸説ありますが、ひとつに、たくさんの情報が溢れている現代では人々のニーズ(趣味嗜好)が多様化し、同じ内容の印刷物を届けても共感を得られづらくなっているということがあるようです。


話を絵本に戻しますと、
パーソナライズ絵本はこのデジタル印刷の技術に着目し、

内容をお子さんひとりひとりに合わせて変えることで、

絵本を読んだお子さんにその世界観に没入してもらい、

一層の喜びや感動体験を味わってほしい

という作り手の思いがこめられています。

いかがでしょうか?
こう聞くと、いっけん無機質に思えるデジタル技術を組み合わせた絵本、
温もりが増しているように感じませんか??


そんなパーソナライズ絵本、
作るタイミングとしてはやはりプレゼント用途が多いようです。
 
・親から子、祖父母から孫への誕生日や入園・入学祝いなど節目に
・友人への出産祝いとして
・保育園や幼稚園の卒園記念品として
・子ども向けイベントの贈答用として

皆さまもプレゼント選びに悩んだときにはぜひ!!

冒頭のドーナツチェーン店で見かけた子どもたちにもパーソナライズ絵本を手にする機会があればいいなと願いつつ、今回はこのあたりで失礼します。