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コロナ禍と図書館のすすめ

コロナ禍で図書館が開いていない時期は本当に辛かった。
私の心を養ってくれるものがなくなったのだ。
開館してからも椅子に座れない期間があり、
読みたい一心で、二時間ほど立ち続け、本棚に張り付いた。

現在の図書館の感染予防対策

手指消毒、マスク着用は今ではエチケットになった。

図書館には図書館の「コロナルール」がある。


入館前に名前と電話番号を用紙に記入する。

図書館で感染が認められた場合に連絡が来るのだろう。

図書館で個人情報を記入するのはけっこう嫌だ
だが、利用するとなれば書かなければならない。

図書館は寄りたいときによれる、フットワークの軽さが利点であるが、少々損なわれてしまったことが残念である。


手に取った本を本棚に戻さない

接触感染を防ぐためであるが、

このルールの変化が1番戸惑った

私は図書館で本を読むと、一度に10冊程度棚からとってしまう。

図書館員の手間になるようで、居心地が悪かった。

なんとなく罪悪感を感じながら読むため、いつもように気軽に、読み流す読書ができなくなっていたのだ。

今回の記事はここからが本番だ。

そんなとき、おじいちゃん司書と出会う。

彼はこちらを気にして、

「たくさん読んでくださいね。」

こう声をかけてくれたのだ。

やさしい声のトーン
エプロンをかけ、少し白くなった髪、穏やかな佇まい、そして本への愛を感じる彼は、図書館の賢者の様だった。

賢者おじいちゃん👴 役職【司書】


これがあってからかなり利用の気持ちが軽くなった。

実は棚に戻さなくて良くなったのは、かなりありがたい。


いままでは、迷っている本は返すのに手間がかかるので遠くの棚まで持ち歩けなかったが、

棚に縛られず自由に、本散策に出かけられる。

読まない本、読み終えた本は爽やかに返却棚にリリースできる。


こんな本の旅をしたい方は、コロナ対策がが少し残る今がいい。


しかし住む地域から外れると住所などの個人情報は書かされ、検温もするのだが、本を棚に戻すようになっている図書館もあった。コロナ対策は地域によって差があるようだ。


いずれにしても、市民にとって(私にとっても!!!)
大切な学びの場所だ。

エチケットを守る良い利用者でありたい。