見出し画像

使い古された言葉だけど

ほんと、何気ない普段の暮らしがいかにありがたいか。
5日ぶりに我が家に帰ってきて、しみじみと思った。
先週金曜、生後2か月の息子が発熱して急遽入院したのだ。(母子同床)

息子の熱は下がり、B型肝炎の陽性反応も偽陽性だとわかり、やっと帰って来れた。

この5日を、つらつらとざっくり振り返る。


看護師さんもお医者さんも、頼りになるだけでなくお人柄も温かい方ばかりだった。感謝しかない。まじで尊敬しかない。超絶忙しいなかいつも丁寧に対応してくださった。

点滴固定テープの貼り替え、聴診器、酸素測定、ミルク作り。息子はとてもよく動くので、テープの張り替えや酸素測定が毎回難航する。にもかかわらず、看護師さんたちはイライラを一ミリも見せずに、最後まで丁寧に行ってくれた。仕事だから当たり前、なのかもしれないけれど、当たり前な訳はなくて。息子の体、命に真摯に向き合ってくれてありがとうございます、と毎回思わずにはいられなかった。

お医者さんたちも、超絶忙しい(しょっちゅう電話がかかってきていた)にもかかわらず、病状や原因についてこちらが理解・納得できるようにいつも丁寧に説明してくれた。忙しない雰囲気を出さずに、それどころかいつも「何か気になることとかないですか?」と聞いてくれた。しかも機械的に聞く感じでは全くなく、こちらが考えたり思い出すのも急かさず待ってくれた。

同室の患者さんたち。息子がギャン泣きしても、イラつきアピールとかせず(咳払いとか物音とかで苛立ちを訴えてくる人って世の中にいるよね)皆さんやさしい雰囲気だった。みんな私たちより早く退院され、その際わざわざ挨拶に来てくださった。

家族。義母は入院当日、仕事終わりにたくさん動いてくれてとても助かった。
父は、二日連続で息子の見舞いに来てくれて、その間に私はシャワーを浴びに行ったり、ご飯を買いに行ったりできた。あやしたりミルクをあげたりもしてくれて、「大変やったんやぞ」と言いながらも息子にデレデレで、ありがたかったし、その様子を見てとても幸せな気持ちになった。
夫は、仕事が超繁忙期にも関わらず、毎日着替えを持って来てくれて、ゆっくり晩ご飯を食べる時間を私にくれた。仕事終わりで疲れているだろうにお腹も減っているだろうに、自分の晩ご飯は後でいいと言って。
息子。環境にすぐに慣れてくれて、ミルクもたくさん飲み、よく排泄し、よく寝て、順調に回復してくれた。ご機嫌に笑顔を振り撒いて、皆さんに可愛がっていただいた。入院生活は気づまりな感じもしたが、息子がニコニコ笑ったり、何やらおしゃべりしたそうに色々な声音で元気さを示してくれたりして、とても安らいだ。無事元気になってくれてありがとう。痛い思いもたくさんしたよなぁ、よくがんばってくれたなぁ。

息子が寝ている間、眠くないときはベッドのなかでSNSを見たり、スマホで電子書籍を読んだりした。頭がシャキッとしているときはインタビュー記事の執筆の続きに取り組んだ。なんだか色々考えたりした。

毎日、あらゆる局面でいろんな人からいろんなものを与えてもらっている。
私も、もっと人に与えられる量を増やしていきたいんだけど、何ができるんだろう。

そんな、10代20代みたいなことを、ぼんやり過ごしながらぼんやり考えていた。

得意なことで、もっと人を喜ばせてみたいな。
何が得意なんだろ。何がしたいんだろ。
ライターとして仕事を獲得したい。仕事として、インタビューがしたい。仕事として、漫画や本のレビューがしたい。

何か成したいことがあるなら一点集中がいいのだろうけど、やりたいことはいっぱいある。

息子が求めてくれるときは、一緒にぞんぶんに遊びたい。ご飯も、簡単なものでいいから毎日作ることを継続したい。徹底的に断捨離したい。マーケティングとWordPressもがっつり勉強してできるようになりたい。地域の居場所みたいなカフェで働きたい。漫画や本の世界に、時間を気にせずどっぷり没入したい。note創作大賞に応募したい。息子にサマーニットを手編みしたい。家族でキャンプしたり、いろんなところに出かけたい。お金の勉強もしたい。運転の復習講習へ行って、ペーパードライバーをやめたい。ダイエットしたい、私だってちょっとは可愛くなりたい。

脈絡なくつらつらと書いたけれど、やっぱ「ただの日常」が大事だよなと。
それを味わって暮らしていきたい。
で、齢33にして、与えるよりも与えてもらうことが多いから、もっと人に喜んでもらうことを一生懸命考えていこう。

人にいかに喜んでもらえるか?をデフォルトで考えられる自分になる。
いらないものは捨てていく。

これを直近のテーマにしよう。
こう考えたきっかけは、友達がnoteでシェアしてくれた一冊の本。入院中に読んだ。

自分としては今さらだけど、そうだ私は内向的なんだよな、と再認識させてくれた本。
で、そのままの自分で、いかに進んでいくか?をしっかり考えて行動に落とし込むぞ。と思わせてくれた本。

よーし明日から、家族もやりたいことも大切にしながら、目標に向かって日々を全力で楽しむぜ。

なんかほんと脈絡ない感じだけど、もう書くのストップしよう。
今日は息子と夫と、昨日までとは違う天井、慣れ親しんだ天井を見ながら眠るのだ。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?