年末年始に復習したい、おすすめ作品まとめ 洋画編【映画.comシネマStyle】
毎週テーマにそったおすすめ映画をご紹介する【映画.comシネマStyle】。
年の瀬が迫る今日この頃、そろそろ年末年始の計画を立て始めている方も多いはず。時間のある年末年始は、気になっていた映画やドラマを見るチャンスです! そこで今週は、2022年の公開映画を見据え、「年末年始で復習しておくべき作品」(洋画編)を特集。いつも映画公開前に、シリーズ作品を慌ててチェックしているという方は、このリストを参考に、年末年始を有効活用しましょう。前回の邦画&日本ドラマ編と合わせて、お楽しみください。
https://note.com/eiga_com_style/n/n74ee7e0c3c5
▽2022年最も期待される作品のために、年末年始は復習の時間にすべし!
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」(22年1月7日/ジョン・ワッツ監督)のために……
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」で初登場し、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属することになったトム・ホランド演じる3代目「スパイダーマン」。シリーズの第3弾が年明け7日に公開されます。
今作では、「アベンジャーズ エンドゲーム」などでも共闘したドクター・ストレンジに加え、サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズのグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、過去のシリーズ作品の悪役たちが時空を超えて登場。
さらには、現在公開中の「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」や来年公開を控える「モービウス」とも物語が絡み合っているという噂も……! これは年末年始かけて総復習をして、劇場公開を正座待機するしかない!?
▽人類をアンデッド化した宿敵アンブレラ社との戦い 新作はシリーズの原点を描く物語
「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」(22年1月28日/ヨハネス・ロバーツ監督)のために……
全世界のシリーズ累計売上本数が1億1700万本を超えるカプコンの人気ゲームから生まれ、ミラ・ジョボビッチ演じる美しきヒロイン・アリスと、人類をアンデッド化した宿敵アンブレラ社との戦いを描いた映画「バイオハザード」シリーズ。02年に第1作が公開されて以降、16年の最終章「バイオハザード ザ・ファイナル」まで全6作が製作され、全世界累計興行収入は1200億円を突破しました。
新作「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」は、本シリーズの原点となる物語。キャストも一新され、カヤ・スコデラーリオ(「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」)が主人公・クレア、ロビー・アメル(「アップロード デジタルなあの世へようこそ」)がクレアの兄で、ラクーン市警(R.P.D)のクリスを演じます。
プロデューサーのジェームズ・ハリスは、「僕らは、今作の舞台を最初のゲームの設定だった98年にすること、1作目と2作目をあわせてゲームのプロットをかなり忠実に追っていくこと、そしてキャラクターたちも映画スクリーン上で初めてきちんと描くことを決めた」と語っています。ゲームとのリンクがちりばめられた、ゲームファンも楽しめる作品になりそうですね!
▽行く先々トラブルを招くモンスター一家がアメリカを旅する!?
「アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!」(22年1月28日/グレッグ・ティアナン監督・コンラッド・バーノン監督)のために……
アメリカの漫画家チャールズ・アダムスが生んだ名作コミックで、1990年代には映画化され世界的ヒットを記録した「アダムス・ファミリー(1991)」のアニメ化第2弾。
第1弾では、個性豊かなモンスター一家が、親戚のモンスターや地元の人々とのてんやわんやのトラブルに巻き込まれながらも、友人や家族との絆を強めていく姿が描かれていました。第2弾では、そんなアダムス・ファミリーが慣れ親しんだ我が家を飛び出し、キャンピングカーでのドライブ旅行へと出かけます。トラブル続出の旅になるのは想像に難くないですが、一体彼らは無事に旅行を終えることができ、家族の絆を深めることができるのか……、楽しみです。
▽孫世代の物語を見る前に…元祖「ゴーストバスターズ」の活躍をチェック
「ゴーストバスターズ アフターライフ」(22年2月4日/ジェイソン・ライトマン監督)のために……
「ゴーストバスターズ」は、幽霊退治稼業「ゴーストバスターズ」を始めた、さえない科学者たちの奮闘を描いたシリーズ。アイバン・ライトマン監督の第1作「ゴーストバスターズ(1984)」が世界的な大ヒットを記録しました。89年には続編「ゴーストバスターズ2」も製作され、前作での破壊活動の修理費が払えず、営業停止処分を受けた「ゴーストバスターズ」と、300年の眠りから覚めた霊界の大魔王ビーゴとの対決が描かれました。その後、ポール・フェイグ監督が女性キャストでリメイクした「ゴーストバスターズ」も製作されました。
「ゴーストバスターズ(1984)」「ゴーストバスターズ2」の正統続編である「ゴーストバスターズ アフターライフ」のメガホンをとるのは、アイバン・ライトマン監督の息子であるジェイソン・ライトマン監督。キャラクターも世代交代し、「ゴーストバスターズ」のイゴン・スペングラー博士の孫娘が活躍します。オリジナル版に登場する車「ECTO-1(エクトワン)」や、「ゴーストトラップ」「PKEメーター」「プロトンパック」などおなじみのガジェットを駆使した戦いが繰り広げられるそう。公開が待ち遠しいですね!
▽巨匠スティーブン・スピルバーグが、名作ブロードウェイミュージカルをリメイク
「ウエスト・サイド・ストーリー」(22年2月11日/スティーブン・スピルバーグ監督)のために……
1957年に誕生し時代を超えて語り継がれる、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きにした名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」。61年に、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手がけた演出家ジェローム・ロビンスにより映画化された「ウエスト・サイド物語」は、第34回アカデミー賞で作品賞含む10部門を受賞し、日本でも511日間にわたるロングラン上映となりました。「Tonight」「America」などの珠玉のミュージカルナンバーにのせ、50年代の米ニューヨーク・マンハッタン、ウエスト・サイドを舞台に、対立する移民の若者たちの抗争と禁断の恋を描いています。
スティーブン・スピルバーグ監督がミュージカルをリメイクする「ウエスト・サイド・ストーリー」では、「ベイビー・ドライバー」で注目を集めたアンセル・エルゴートが主人公トニー、3万人のオーディションを勝ち抜いた新人レイチェル・ゼグラーがヒロイン・マリアを演じます。ミュージカル、61年の映画、そして21年2月に公開が控える新作をチェックして、演出の違いを探してみるのも楽しそうですね。
▽世界中の人々のハートを射止めた、愛くるしい茶トラ猫が再び!
「ボブという名の猫2 幸せのギフト」(22年2月25日/チャールズ・マーティン・スミス監督)のために……
原作は、ホームレス同然のストリートミュージシャンが一匹の野良猫との出会いを機に再生していく姿を描き、世界的ベストセラーとなったノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」。同作を映画化した「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」では、ルーク・トレッダウェイ(「タイタンの戦い」)が薬物に依存し、家族からも見放され、どん底の生活を送る青年ジェームズを演じ、そして実際の猫のボブが、ボブ役として出演しました。
続編「ボブという名の猫2 幸せのギフト」は、ホームレスのストリートミュージシャンからベストセラー作家に転身を果たしたジェームズとボブが過ごした、クリスマスの物語。同作にも出演している実際のボブは、残念ながら20年10月に亡くなり、Twitterでは「#RIPBob(ボブ安らかに)」のハッシュタグで、多くのファンが追悼しました。
▽豪華キャストの競演が見もの。世紀を超えて愛される名作ミステリー
「ナイル殺人事件」(22年2月25日/ケネス・ブラナー監督)のために……
ケネス・ブラナーが製作・監督・主演を務め、ミステリーの女王アガサ・クリスティの名作を映画化した2作目。1作目では「オリエント急行の殺人」、2作目では「ナイルに死す」が映像化されています。
本シリーズの見どころのひとつは豪華すぎるキャスト陣です。シャーロック・ホームズと肩を並べる人気の高い名探偵エルキュール・ポアロを監督も務めるブラナーが演じ、「オリエント急行殺人事件」では、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォーなど幅広い世代の名優たちが顔を揃えました。新作「ナイル殺人事件」でも「ワンダーウーマン」のガル・ギャドットやアーミー・ハマー、エマ・マッキー、アネット・ベニング、レティーシャ・ライトなど、錚々たる面々が並んでおり、名作ミステリーをどう私達にみせてくれるのか期待が高まるばかりです。
▽可愛い動物たちのすばらしいステージ、再び!
「SING シング ネクストステージ」(22年3月18日/ガース・ジェニングス監督)のために……
「ミニオンズ」のイルミネーション・エンターテイメントが手がけ、誰もが知る名曲やヒットソングを満載して描いたミュージカルコメディアニメ「SING シング」。美しい歌声やパフォーマンスを披露してくれた動物たちにまた会えます!
前作「SING シング」で劇場の再起を賭けて行ったオーディションが大成功をしたコアラのバスター。そんな彼が次に目指す夢は、エンタテインメントの中心地でのショー。そこで、アガリ症だが素晴らしい歌声をもつゾウのミーナ、ギャングの世界から足を洗ったゴリラのジョニー、パンクロッカーヤマアラシのアッシュたちと共に新たなショーに挑みます。さらに今回は伝説のロック歌手・ライオンのクレイなど新しいメンバーも加わります。
個性豊かな動物たちの命である声を吹きこむメンバーたちが、日米ともに超豪華! 本国バージョンでは、マシュー・マコノヒーやリース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、タロン・エガートンらが素晴らしい歌声を聞かせてくれます。日本語吹替版では、MISIA、長澤まさみ、「スキマスイッチ」の大橋卓弥など多彩なメンバーの歌が聞けるので、字幕・吹き替え共に楽しむのがおすすめです。また、新キャラクター・クレイを「U2」のボノが務めることが決まり、日本版キャストも気になるところです!
▽ハリポタからファンタビへ―ますます広がる魔法ワールドに追いつくなら今!
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(22年4月8日/デビッド・イェーツ監督)のために……
大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)の冒険を描いた「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。もちろん「ファンタスティック・ビースト」の過去2作の復習で十分に楽しめますが、いろいろな伏線や予備知識を知りたい方は、「ハリー・ポッター」シリーズも復習すると良いでしょう。現段階では5部作での製作が想定されているため、追いつくなら今!なのです。
本シリーズの魅力は、「ハリポタ」とは一味違う、1920年代の米ニューヨーク(1作目)や仏パリ(2作目)を舞台にしたレトロでおしゃれな世界観。「ハリポタ」のハリー、ロン、ハーマイオニーに代わり、冒険を繰り広げるのは、お人好しな魔法使いニュート、ノー・マジ(マグル/非魔法族)のジェイコブ(ダン・フォグラー)、お堅い元エリート魔女ティナ(キャサリン・ウォーターストン)、ティナの妹で、“開心術”が使えるクイニー(アリソン・スドル)の4人組。そして強力な仲間であり、ニュートが愛してやまないかわいらしい魔法動物たちも要チェックです。
最新作「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」では、ニュートが史上最悪の魔法使いグリンデルバルト(マッツ・ミケルセン)の魔の手が魔法界に忍び寄っていることを知ったダンブルドア(ジュード・ロウ)から助けを求められ、ある任務を託されます。ジョニー・デップの降板を受け、新たにグリンデルバルドを演じるミケルセンにも注目です。特報には、クィディッチの試合で使用するスニッチ、隠し部屋である「必要の部屋」、血の誓いのペンダントなど「ハリポタ」でおなじみのアイテムやホグワーツ城も登場。続報から、ますます目が離せません!
▽伝説のパイロット・マーヴェリックが、トップガンに帰還
「トップガン マーヴェリック」(22年5月27日/ジョセフ・コジンスキー監督)のために……
「トップガン」は、トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げ、世界的大ヒットを記録したスカイアクション。アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校「トップガン」に所属するパイロット候補生たちの挫折と栄光の日々を、戦闘機の迫力のアクション、数々のヒットメロディとともに、みずみずしい青春と恋愛模様を交えて描きました。
そして、35年以上の時を経て製作された続編「トップガン マーヴェリック」では、伝説のパイロット・マーヴェリック(クルーズ)がトップガンに帰還。撮影時、キャストたちは壮絶な“G(重力)環境”に耐えながら、迫力の飛行シーンに挑んだそうで、パワーアップしたスカイアクションが見どころです。本作はコロナ禍に伴い、何度も公開延期を強いられていますが、来年は無事に映画館で見られることを祈るのみです。
▽あのおもちゃの物語が実在していたら……。名作アニメの異色スピンオフ!
「バズ・ライトイヤー」(22年7月/アンガス・マクレーン監督)のために……
おもちゃたちの世界を舞台に、子どもとおもちゃの絆をドラマティックに描き世界中を魅了した「トイ・ストーリー」シリーズ。主人公ウッディの持ち主であるアンディが夢中になったテレビアニメ「バズ・ライトイヤー」のキャラクターをモチーフにしたおもちゃとして登場したバズ。自分を本物のスペースレンジャーとして信じ込んでいたバズの「その物語が実際にあったら?」という設定のもと、バズのルーツが描かれる本作。ピクサーは、「若きテストパイロットが、みんなの知っているスペースレンジャーになる原点の物語」と語っています。
まだまだ全貌が明らかにはなってはいないですが、アンディが夢中になったバズの物語を覗けるというだけですでにワクワクが止まりません! バズのあのセリフはいつできたのか? 彼のスーツにたくさん詰まっている武器やツールはどう使われるのか? ディズニーランドのあの世界観が映画で目撃できるのか? まずは改めて「トイ・ストーリー」シリーズを復習して楽しみに待ちましょう!
▽時空の歪みで、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが大集合する革新的アニメ
「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース (パート1)(原題)」(22年/ホアキン・ドス・サントス監督、ケンプ・パワーズ監督、ジャスティン・K・トンプソン監督)のために……
異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが、時空の歪みによって集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルス・モラレスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いた「スパイダーマン スパイダーバース」。2Dと3Dを融合させた革新的なアニメ表現が高く評価され、第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞、第76回ゴールデングローブ賞の最優秀長編アニメーション映画賞を獲得し、第46回アニー賞では長編アニメーション作品賞を含む最多7部門を制覇しました。
続編は、「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」として、「パート1」と「パート2」の2作が製作中。最新映像では、「アクロス・ザ・スパイダーバース」というタイトルが示す通り、マイルスがユニバース間を移動しながら、前作の最後に登場した“スパイダーマン2099”とみられる謎のスパイダーマンと戦う姿も切り取られています。詳細はベールに包まれていますが、続報を楽しみに待ちましょう。
▽人生の転機を描いた心揺さぶる感動作
「スティルウォーター」(22年1月14日/トム・マッカーシー監督)のために……
「プロミスト・ランド」は、第70回アカデミー脚本賞ほか2部門を受賞した名作「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のマット・デイモンとガス・バン・サント監督が、再びタッグを組み、アメリカが直面する社会問題を背景に、男の人生の転機を描いた心揺さぶる感動作です。(執筆:和田隆)
主演のデイモンが「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」同様に脚本も執筆。「クワイエット・プレイス」のジョン・クラシンスキーが共同で脚本を執筆し共演しています。さらに「ノマドランド」のオスカー女優フランシス・マクドーマンド、「イントゥ・ザ・ワイルド」でアカデミー賞候補になったハル・ホルブルックといった芸達者な実力派たちとの競演も見どころ。
主人公が自身の仕事への信念や情熱が揺るがされ、本当に大切なものが何かに気づいていく姿は、社会のなかで生きる者たちへ、これまでの人生を考え直すきっかけを与えてくれることでしょう。
2022年1月14日に公開が控える「スティルウォーター」は、デイモンが主演し、「スポットライト 世紀のスクープ」で第88回アカデミー脚本賞を獲得したトム・マッカーシー監督がメガホンをとったサスペンススリラー。「プロミスト・ランド」と「スティルウォーター」を鑑賞すれば、デイモンの魅力を堪能できるでしょう。
▽「プロミスト・ランド」を「シネマ映画.com」で見よう! 今すぐ使えるお得なクーポン配布中
映画.comのオンライン配信サービス「シネマ映画.com」サービス登録者は、クーポンコードを使用すると、「プロミスト・ランド」が30%OFFで視聴できます。利用可能期間は12月24日から31日(23時59分)までで、期間中であれば繰り返し使用でき、購入から48時間視聴可能です。
クーポンコード:PROMISED
※すべて半角で入力してください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?