涙と急態変！ ダ○キンの家庭訪問営業術

ダ○キンは家庭への清掃員の派遣や、掃除用具のレンタルサービスを行っています。
10年以上も前ですが、この会社のサービスを使用していた時期があります。この時は、サービスに対して価格が我が家の家計事情とは合わないためにキャセルしました。
つまり、この会社のサービス事態が気に入らないというものではなくキャンセルしたので誤解なきようお願いします。
さて、
街中で、時々この会社のミニトラックを見かけます。このトラックに清掃用具を積んで、各家庭を訪問し、１ヶ月に１度貸し出ししている清掃用具を回収し、きれいな清掃用具と交換するんです。
彼らはこの貸し出しと回収の他に、各家庭を訪問して新たな契約を取得する営業もしています。

この清掃用具のレンタルのターゲットは、家庭の主婦。
契約を結ぶために、この会社では「独自の営業手法を駆使」しています。
その手法とは
若くて見た目のよい営業マンを派遣し、感情を揺さぶり、契約を獲得すること。

我が家にも、何度となくこの「若くて可愛い男子営業マン」がやってきました。

可愛らしい青年が家にやってきて、
いかに自分が一生懸命契約を取ろうと苦労しているのか。
サービスを精一杯頑張りますからどうかお願いします・・。
どうしても営業がとれないので・・お願いお願いします・・。

と、目をキラキラさせ
元ジャニーズ ,現スマイルアップの所属美少年張りの可愛らしさと、いたいけな感じを前面に出した様子で訴えてくるんです。(どこぞの芸能事務所にでも所属してそうな美形男子なのですよ)

正直、息子と年も変わらないような青年が、こうして１軒１軒の家を訪問して頑張って営業している・・。契約してあげたいな・・・とチラリと心に浮かんでしまいました。

しかーーーし、これが、この会社の営業手法だということを忘れてはいけませぬ！

まるで自分の息子や孫のような存在として、感情を揺さぶる。目に涙をため、契約を懇願する姿勢を取ります。そして、彼らの手法の最も重要なやり口は、同情を引き起こすこと。
彼らは,おばさんやおばあさんの心を打つために、一ヶ月でもいいから・・と契約を促してくるんです。

(もう１歩、演技力があったら・・私もついつい契約しちゃってたかも。
でも、私　芸能事務所に長く勤務　芝居の経験もあり
演技かどうか、見抜く力はあるつもり。そう、簡単に騙されませんよ。)

ここで、お断りすると・・・その後どうなるのか？

「契約取得は大変ですね。でもお掃除用具は、我が家では間に合ってますから結構です。お仕事頑張ってくださいね」
と、きっぱりとお断りしました。
「そこをなんとか・・」と訴えかける青年に
「本当に、いらないのでお断りします」と言う私。

もう、これは無理だとわかった途端、
その青年の態度が急変します。
一転して図々しい若者に変身し、捨て台詞を吐きます。
「じゃあいいよ！」

この変わり身の速さ！　いたいけな青年が、演技だとはわかっていても、この変化には驚きと戸惑いが広がりました。

この営業手法は、一部の人からは詐欺まがいだと感じられることもあります。
しかし、おれおれ詐欺に比べれば、まだましでしょうね。

とはいえ・・若い女性がおじさんに媚びうって営業するのと何ら違わないと思います。

実は、この手法には共感を引き出す力があると言えます。
感情的なつながりを築くことで、契約率を上げる効果があるのです。

私は、おばさんの気持ちを逆手に取るこんな営業手法は胸糞わるい！と思いましたが・・

結局のところ、この営業手法が成功するかどうかは、受け手の感じ方にかかっているんですね。
一部の人は、「息子や孫と同い年ぐらいの子に、いいことしてあげた」と気持ち良く思うでしょうし、営業も成功するでしょう。
でも、私のようなタイプの人間にとっては、ただ不快に感じるだけ。

営業手法の倫理的な側面は議論の余地がありますが、その効果は否定できないことも事実です。

製品の良さをアピールして営業するべき・・って思う私は、頭が固いのかな。ご意見を！