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小さい逃亡者

これもロードムービーといえた。

『小さい逃亡者』(1966年)、日ソ合作映画。

日本側スタッフ。
製作、永田雅一
脚本、小国英雄
監督、衣笠貞之助
撮影、宮川一夫
主演、稲吉千春・太田博之・宇津井健・藤巻潤・船越栄二・宇野重吉・京マチ子・ 殿山泰司・

これまた古い。
そして、いつのことやら、まったく不分明。
が、とにかく、記憶に残る映画の最も古いものとして、ある。 (もしかしたら『大魔神』かもだし『モスラ』かも、だけど。とにかく曖昧なんで(*^_^*))


少年役の稲吉君がかわいかったし、(当時十歳。昭和31年生まれ、てぇから俺と同じだぁぁ!)
マトリョーシカ、ってぇ木の人形、これがまたいぃんだな。 大小いくつかの人形が、大きな人形の中に入っていて、 パカツと開ける時願い事をつぶやく、そうすると願いがかなうとされる、幸せを呼ぶ人形となっている。
五つ(七重らしい?)くらいだったかな?
けれども、ナホトカからレニングラードまで、少年が一人で父を探しに旅をしていくわけで、その間、人形がだんだん小さくなっていく。
つまり、それだけ大冒険だった。

それはほんとうの話しだろうと、ずいぶんと長いこと思っていた。
長じて、マトリョーシカを手にいれてやってみたけど。・・


ここに出ている役者で、この映画以外を知らない人が三人。 稲吉君と太田博之と宇津井健。


永田雅一だし衣笠貞之助だし、やっぱり大映作品だった。けど、配給は東宝。
日本初のソ連(当時)との合作映画。
https://youtu.be/RdmTD_F58Lo



そして。
今とうとつに思ったのだけど、五木寛之。検索してみましたがな。(*^_^*)
で。
奇しくも、1966年。
五木寛之が『さらばモスクワ愚連隊』で、第六回小説現代新人賞受賞で作家デビューしたのがこの年だった。 !!

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