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食べることは生きること

じゃーん!

学校で嫌なことがあった次女。
15分くらい泣いてたかな。

今晩の献立、魚っていったら

えぇ〜😭

っていつもより言いそうだな。

そっと魚を冷蔵庫へもどし、
冷凍庫からカッチカチに凍った鶏もも肉をだす。

からあげが好きな次女。

何食べたい?と聞けばからあげ。

お弁当何入れて欲しい?と聞けばからあげ。

1番すきな食べ物は?と聞くとたこやき。

そこからあげちゃうんかーい🫲って言いたい。

とにかく次女にとって唐揚げは上位にランクする食べもの。

さささっと肉を解凍し、ニンニク、生姜、醤油、塩胡椒、胡麻油であじつけし、隠し味にうめ酢をいれる。
こうすれば肉が柔らかくなる魔法のうめ酢。

180度で米油を熱し、ジュワッと肉を投入。

しばらくしたら泣いていた次女が言う。

『めっちゃええ匂い』

『あったりまえよー。お母さんのからあげ世界一うまいから』と言うと、

『大層に言うな』と叱られた。

ええやん、自分で自分褒めやな、誰も褒めてくれんのやから。とほほ。

そんな会話をしながら5枚分の鶏もも肉が唐揚げになった。

女子力のある小洒落た横文字だらけの料理ではない。

お洒落なサラダもつけれない。

茶色が主役の本日はからあげでございます。

冷蔵庫にあった、昨夜の残りモノのポテトサラダと、オクラとかつぶし和え、デザートにおばあちゃんが作ったスイカをつけて、召し上がれ。


いっぱい食べて体を満たして。
体が満たされたら心を充して。

そしてまた明日から力をつけて乗り越えて。

アンタならわたしの子供やから大丈夫。
そんなメッセージを込めたつもりのからあげ。

どこまで伝わったかは次女の心じゃないからわからない。

けれどわたしの思いは伝えたからね。

食べて生きろ。

食べて生かされる。

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