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日本で英語:バイリンガル教育小1の壁②

前回の続きです。

日本でやるバイリンガル教育で、
小1が絶壁であるのは
日本語で「教育」が始まるからなのですが、
当たり前にやっている学校教育のパワー、
侮ることなかれです。

日本語でどんどん知識を入れていくのが
教育です。

経験した大人にとっては
あまりに当たり前だし、
まだ小学校の内容なので
効果がわかりにくいですが、
英語で置き換えようとすると
すごく大変です。

例えば国語。

山って感じはどう書くの?
筆順は?

って聞きたい。
または、子供が後からわからないときに
英語で質問できるように
何と言ったらいいかを教えてあげたいとき、
最初は英語でお手本を示さないといけません。

例えば、こんな感じです。

How do you write the Kanji character for mountain?
What is the stroke order?

小学校就学前に
英語の運用力がついていれば
これくらいの表現は1,2回聞いたら覚えます。

まるでスポンジのように
日本語も英語も吸収していくので、
手応えはがっつり感じられます。

他にも、算数で習ったことを
英語で置き換えていきます。

学校の算数の宿題をするとき、
日本語で書かれた説明文を
全部英語にしていきます。

こどもが5人います。
そこに4にんきました。
ぜんぶでなんにんですか?

5+4=9

There were five kids at first.
Then four more kids came.
How many kids are there now?

Five plus four is nine.

もう一題。

あめが8こあります。
3こたべました。
のこりはなんこですか?

8-3=5

There were eight candies.
Three got eaten.
How many are there left?

Eight minus three is five.

このように日本語で習ったことを
一つひとつ丁寧に英語化してあげないと、
英語で話すことができません。

英語で表現できないと、
日本語で質問するようになります。

それがずっと続くと、もちろん、
日本語の語彙だけがどんどん増えて
英語の語彙が劣勢になってしまう。

せっかく使えるようになっていた英語でも、
英語が弱くなって不自由に感じると、
子供は英語を使いたがらなくなります。

子供の英語力が一気に落ちるという意味での小1の崖は、
実は、日本語と英語を同時に成長させるための
急激な上り坂でもあります。

この上り坂は、
子どもも教えている側も
両方にとってすごく急な坂です。

でも、ここを乗り切ることで、
日英バイリンガルへの道の最大の山場を
超えることができます。

なぜなら、
ラーニングカーブがいちばん大きい小1の壁ですが、
実は、いちばん簡単な内容だから、
お互いに慣れさえすれば
確実に乗り越えられるから。

やるのは面倒くさいですが、
負荷は軽いので、
乗り越えるのは簡単なんです。

バイリンガル教育は、
ちょっとずつ負荷を上げながら
18歳までずっと続く超長距離マラソンです。

ちょっと気が遠くなる長さですよね。

でもね、これができると、
日本語も英語もファーストランゲージの
本当のバイリンガルが確実に育つんです。

受験も、英検も、会話も、
進学は、日本でも海外でもOK。

モノリンガルの場合と比較して、
選択肢が激増します。

時間と資金の投資に対するリターンは、
十分だと思いませんか?

最後に、週末課題の答え合わせをしましょう。
簡単なものもあれば、
どう表現しよう?
っていうのもありましたよね?

朝の会 morning meeting
帰りの会 afternoon meeting
体育館 gymnasium
給食 school lunch
当番 on duty (当番さんならthe person on duty)
通学班 commuting group
班長さん group leader
上履き indoor shoes
1時間目 first period
業間 a long recess(比較的長い休憩時間という意味で)
国語 Japanese
算数 math
体育 P.E. or PhysEd
黒板 blackboar
体育館シューズ gym shoes
おはじき counting marbles(算数で使うものに特定して)

これらは一例で、
他の表現でもOKなものもあります。

知っているようですぐ出てこない表現は、
私たちがもどかしく感じるように
子供ももどかしさを感じます。

もどかしさはイライラになり、
めんどくささになるので、
最小限にしてあげると
子供の言語はどんどん伸びていきます。

教える方もすごく勉強になりますので、
実行中の方や、やってみたいと思う方、
It's worth it!
ですよ!


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