心を揺さぶる作品を作るには?

「進撃の巨人」が完結し、この作品のすごさを実感している最中。
もう一度最初から鑑賞して、どのように伏線を張ったのかを確認している。
今までの作品は週刊連載のマンガ雑誌に載せるために、ここまで緻密に事前に構想が練られていたことはなかったと思う。
悪い言い方をすれば、行き当たりばったりのように感じる作品が多かった中、最後ありきで最初から物語が進んでいたような(実際にはそうではなかったかもしれないが)印象を受けるため、非常に大きなインパクトを残す作品となった。

最初に観たときは「?」しか浮かばなかったが、その謎がだんだん明らかになっていくスリルと、その設定にしっかりと理由があって、登場人物の言動に説得力がある。そのため、すんなりと作品に感情移入することができた。

その中で、気づいたことがいくつかあるから、ここに書き留めておく。

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