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日本人の組織が腐敗する条件と、腐敗した組織を立て直す解決策とは?

世界から見た日本人は一般的に「真面目で勤勉」と評価されることが多いです。
また、昨今の野球やサッカーなどのチームスポーツの躍進から、「チームワークが得意」というイメージもあります。
もし本当にそうなのであればすべての組織がうまくいくはずですが、残念ながらそうはなっていません。
それでは、うまくいく組織といかない組織にはどのような違いがあるのでしょうか?
今回の記事では日本人の組織論を考えてみたいと思います。
この記事を読むと、日本人でチームを組む場合の注意点やチームワークを最大限発揮させる方法がわかります。
もちろん全てのケースに当てはまるわけではないですが、組織運営に困っている時に役立つ示唆が多く含まれているので必見です!

日本人の組織論を語る上で、私は様々な組織の内部事情を研究し考察を重ねてきました。その中で浮かび上がってくる法則を見つけたため、共有したいと思います。

組織が腐敗する条件(1)トップ直属の経営陣が成功体験を部下におしつける。

ある分野で成功したやり方を別の業界でもうまくいくと思いこんでしまうことがあります。例えば電話営業は効果的な場合もありますが、電話をかける相手によっては逆効果となって悪評を広めることになってしまう可能性があります。

組織が腐敗する条件(2)経営陣の誤った方向性にNOが言えない。
トップが間違っていたとしても、それを進言する部下がいれば回避できる可能性は高まりますが、部下の進言をトップに伝える前に経営陣が握りつぶしてしまうことがあります。そんなことはあり得ないと思われるかもしれませんが、その進言が経営陣のメンバーの一人が出した案とは反対のやり方の場合で、もし進言の案がうまく言った場合、経営陣の責任を問われることをおそれることで、より良い方法が見過ごされてしまうことがあります。このように保身ばかりを考える経営陣で固まってしまうと責任感や倫理観の欠如が、組織全体にも悪影響を与える可能性があります。

組織が腐敗する条件(3)経営陣による不正を部下が知る。
トップが内部統制に失敗すると、経営陣の一部では不正が横行する可能性が高まります。
それは端的にお金の使い方に無駄が生まれ、組織のためではなく私腹を肥やすためにほとんど無意味な出張を繰り返すなど、倫理規範が欠如していきます。そして、それはやがて経営陣の部下の知るところとなります。

組織が腐敗する条件(4)部下が経営陣に反発して言うことを聞かず、経営陣の悪口を広める

提言をしても無視をされ続けたり、経営陣の失敗や不正を知った結果、部下がふてくされて不平や不満を言い続けることになります。

上記の条件に対する解決策は
解決策(1)内部統制を進める
・経営陣に対する監査機能やトップへの報告のメカニズムを十分に機能させる必要があります。組織としてうまく行っていない場合は、トップは経営陣の言葉を信用するのではなく、行動をつぶさにチェックすることが求められます。

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