孤軍奮闘
就職して1年半、もう少しで2年が終わろうとしている。
第一希望の会社に内定をいただき、入社前は「どうせやめる会社」「3年でやめる」と散々言っていたにも関わらず、もうその3年が目の前に迫っている。
あの時この会社に入ってやりたかったことははっきりしていた。
「人のお困りごとに対して解決策やアイデアを提示し、人を幸せにできるプロデューススキルや引き出しを身に付ける」
縛られることなく自分の力を試す、学ぶことを学んだらやめる。それができるこの会社を選んだ。
しかし正直2か月前までやめようと思っていた。
1年目、新しいことにチャレンジする面白さを感じていた。コロナ禍で先輩社員も新入社員もみんなが戸惑っていたことはわかった。
そんななか、学生時代には想像もしなかった領域の知識を身につけ仕事に取り組んだ。うまくいかないことも多いが、ほとんどが環境要因、実務ベースでは経営者と対峙して話合意形成を行う仕事はかなり面白かったし、刺激があった。
しかし、1年後自分の成長実感は全くなかった。1年間自分のできることを精一杯やった。怒られることも詰められることもなく結果、大きな壁にぶち当たることはなかった。
自分のできること以外していなかったんだなと感じた。
今年の前半、仕事の内容と難易度は変わらず、ただ量が増える。こんな仕事は誰でもいいだろと思いながらこなし、毎日6時に帰る日々
このままならやめてもいいかなと思った
しかし辞令が出た。隣の部署に欠員が出た。
9月から新部署に異動になり、役割だけは上がった。
仕事はそこまで大きくは変わらない。はたから見たらほとんど一緒に仕事をしている。
1年前と比較して仕事量は減ったが勤務時間が大幅に延びた。密度も濃くなった。疲労度も大違いだ。毎日自分の力不足を感じ、1週間が3日ぐらいに感じる。
半年前より確実にしんどいのは定性でも定量でも感じている。マーケティングってこう言うことか。営業ってこうするんだ。毎日成長を感じる。
人のお困りごとに対して解決策やアイデアを提示し、人を幸せにできるプロデューススキルや引き出しを身に付ける。学ぶことを学んだらやめる。
もう24歳
教えてもらうなんて今しかできない。あと1年は頑張ってみよう
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