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英語が使いこなせないと悩む人の共通点

「勉強した割に英語が使いこなせる感覚が持てない」
そうおっしゃる方の共通点は、

「完璧主義」「目からの座学」「練習なしの知識」

だと思っています。

「完璧主義」「目からの座学」「練習なしの知識」の呪縛を解く


ご相談頂く皆さんは、
どなたも 英語学習に
様々な努力をされてこられていますし、

英語を活かして飛躍したいという
強い思いもお持ちです。

それなのに、
ちょっとしたボタンの掛け違いから
それが実現できない
非常にもったいない状態にあることに気づきました。

それが、
「完璧主義」「目からの座学」「練習なしの知識」
です。

「完璧主義」

完璧主義で、
失敗を恐れるマインドは、
日本の減点式の学校教育のマイナス面だと思っています。

一字一句間違えてもバツが付けられるのが学校のテスト。

でも、言葉とは本来、
間違いながら覚えるものです。

決して
たくさんの単語を暗記し
文法を完璧にしたからと言って
習得できるようになる類のものではありません。

「耳と口を使わぬ目からの座学」

言葉の基本は「音声」です。
にもかかわらず、
「音」を蔑ろにし、
フォニックスも学ばずに、
「目」からの学びの
「理解」と「暗記」に終始していては、

英語が聞きとれるようにはなれないのは
当然の帰結。

ましてや
話せるようには
絶対になれません。

話せるようになるための学習の仕方
=コミュニカティブアプローチ
で学んだことがないのですから
話せなくて当然だったのです。

(第二言語習得論という学問で
この事実を知った時、私は
救われた思いがしました。

スキルになることなく“知識”状態で止まっている英語

せっかく時間をかけて学んでも、
それが実際に使えるスキルになるためには、
「練習」が必要です。

楽器の練習や
スポーツなどと同じ理屈です。

ですが、英語は、
知識として理解し、暗記したらそこで終わり。

使えるようになるための練習が大事なのに
知識のまま頭の中で眠っているんです!

もったいないと思いませんか!?

脳と耳と口を繋ぐ
トレーニングをするだけで
ずいぶん変わってきます。

文法の学習のし過ぎにも注意!

文法の学習しすぎも問題です。
文法の知識を詰め込むと、
自分で自分のミスに気づくようになり、
かえって口が重くなりかねないからです。

オレゴン・コースト大学の
言語学教授ジェフ・ブラウン氏は

「文法は習って正しく使おうとすると、
恐ろしく難しい
(Grammar is extremely difficult to learn and use correctly)」

と言っています。

文法を完璧にする努力をするよりは、
自分が言いたいことを
チャンク(かたまり)を用い、
使いながら口に覚えさせる方が
英語の習得にはずっと早道です。