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実践型コンサル思考②課題解決のために

このシリーズでは、“言われてみれば、確かにそうだ"と感じる、仕事に役立つ考え方を、自分の体験と共に共有します。

日々の業務を、より早く、高いクオリティで進めるために、一般の会社員の方にも役に立つ情報のはずです。

↓↓前回記事↓↓


■どんな人にオススメ?

今回のテーマは、課題解決のために具体的に変えるべきことは何かです。

ここに課題があると思うんだよね
ここをもっと良くしたいんだよ

思っているだけで、なかなか具体的な前進しない。そんな状況の方にお勧めです。

・前提は仮説と検証

コンサルティングの種類によるかと思いますが、100%うまくいくコンサルティングは無いと思います。結局は常に、仮説と検証です。

こう変えたら、きっとこうなるはずだ!?

そんなことを考えながら一つずつ進めていくしかないんです。もしも、絶対的な正解があるのであれば、その答えを知っているところだけが絶対王者になってしまいますからね。

ビジョンを描いて、実現していく。こんな経営者っぽい格好いいステップに似ているかもしれないですね。

変えられるものと変えられないものを明確にする。管理下にないものをどうにかしようとしてる人が多い。これが大事な前提です。

・目標を設定する

具体的に何かを変えるとき、よりどころになるのは目標です。

ここをこの数字にすれば伸びるはず!

こんな仮説を立てながら

じゃあ、いくつまで伸ばそう?

こんな問いがやってくるわけですね。目標設定の仕方で、大事なポイントはグ・タ・イ・テ・キであることと教わってきました。

思わせぶりな言い方をするのではなく、あいうえお作文の頭文字です。

 具体的で(抽象的だと追えません)
 達成可能な(物理的にいける数字だから頑張れます)
 意図のある(その数字を達成することで、何が手に入るのか)
 定量的な(数字で計ることができる)
 期限付きのもの(期日があるから目標です)

これが大事!!仮説に基づいて、きっちりと目標を立てるから、初めて追うことができるものになるんです。

成果目標と行動目標

今回は、この章がメインです。

目標を立てたら、それを直接叶えることができる。

こんな風に考えがちな人が多い気がしますが、実際には間違えであることが多いです。

成果目標は、あくまでも到達したい目標であって、それだけを単体で追うことはできません。成果にたどり着くまでは、行きつくための行動を管理する必要があるのです。

行動目標こそが、本当に管理するべき行動です。

具体例で話をしましょう。現在コンサルに入らせてもらっている人材の世界では、入職が決まった「成約」の数字が、求めている成果目標です。

「成約」にたどり着くためには、いくつかのステップが存在します。

会員登録→ヒアリング→求人提案→書類選考→面接→内定→成約

概ねこんな感じです。

内定になれば、70%の確率で成約になり
面接を組めば、30%の確率で内定になる。
求人提案をして、20%の確率で面接になるのだとしたら、追うべき行動目標数は、求人提案数なのです。

どんなに内定が欲しくても、面接が少なければ内定の数も伸びません。
どんなに面接が欲しくても、求人提案数が少なければ面接数は伸びません。
どんなに求人提案がしたくても、会員と求人が無ければできません。

前回記事で、グループに分けて把握する話をさせていただきました。

会員獲得と、求人獲得は、紹介業務とは別課題なので、今回の紹介業務の中で向き合うべき根元は「求人提案」の数であることが分かります。

無題のプレゼンテーション (2)

この「求人提案」の数を集中して追う様にしてから、エージェント1人当たりの月間売上が、約100万円アップしました。どこに集中するかって、とても大事ですよね。

我々の様なコンサルティングが成り立つのは、ボトルネックを分析する力なのかもしれませんね。(ボトルネックってなに?という方は、また別の回で解説します。)

シリーズ次回は、成果目標と行動目標の見据え方と、リーダーの役割についてお話します。お楽しみに!

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