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ストレス耐性とか言ってる時点で苦しい気がする。

楽しいけど楽しくない

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

唐突ですが、仕事って楽しいですか?

経験上、この質問を投げかけると楽しくないって答える人の方が多かった気がします。

では、今、自分がしている仕事楽しいですかって聞かれたらどうでしょう?

これは、少し答えが分かれるかもしれません。

ちなみに僕は大変なことがとっても多いけど、楽しいかなって答えます。

仕事だけを自分のアイデンティティにしているわけではないですが、自分が生業にしていることが楽しくないって考えたら苦しいなーって思うわけです。だから、ストイックに仕事したくなっちゃうわけです。
とはいえ、当然、人それぞれの事情もあるでしょうから飯のタネとして割り切って仕事をしている人のことを否定するつもりもありませんのであしからず。

しかしながら、そんなことを言うと昨今の世の中では、「ブラック企業体質を助長する」とか「社畜」とか責められたり、蔑まれたりします。

他の人に強要するつもりもないんですがね。
だから、最近は、人を選んで言うようにしてます(笑

そんな時にいつも思い浮かべるのは、とあるパンクロッカーの言葉。

「楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいなら、楽はしちゃダメだと思うよ。楽しようと思ったら、楽しいことはあきらめなきゃダメだね」

うーん。純粋且つ真面目。
世の中の多くの人たちよりぶっ飛んだパンクロッカーの方が真面目なんておもしろいですよね。

まあ、内的動機付けがマックスですが、自分のやりたいことやってる人間って、多くのことを犠牲にしているんだろうなって思います。

どこまでもストイックに突き進むべきだっていうことが言いたいのではなく、そんな心持ちというかスタンスというか態度で没頭できることだったらいいなって思うわけです。

レジリエンスとネガティブケイパビリティとホモ・パティエンス

ですが、僕もメンタルダウンを経験しているので、無理はダメよねって思うわけです。
じゃあ、無理ってなにさって感じなんですが、、、やっぱり考えると楽しめているかどうかっていう言い方になっちゃうんですよね。

ストレス耐性って言い方もあるとは思いますが、それも耐えてるって時点でなんか違う気がしちゃうわけで。

レジリエンス(回復力、弾性)って言い方の方が近い気もしますが、結局は、それを支える何か要素があると思いますよね。

ネガティブケイパビリティ(不確実で曖昧な状態を受け入れ、とどまる能力)という言い方は、プロセスを表しているようで割と近くなってきた気がします。

そんなことを考えつつ、悶々としていたらこんな言葉に出会いました。

「ホモ・パティエンス」

ホモ・サピエンスは聞いたことありますよね。
ヒトのことです。
正確には、「知恵のある人」って意味になります。

では、ホモ・パティエンスとは?

アウシュヴィッツから奇跡の生還を果たし、夜と霧という名著の著者で心理学者のヴィクトール・E・フランクルが提唱した造語なんですが、直訳すると「苦悩する人」という意味になります。

これをフランクルは、「苦悩する人は、苦悩する術を知っている。自分の苦しみからさえも人間的偉業を作り上げる手立てを知っている人である」と言っています。

フランクルは、アウシュヴィッツで過酷な体験をしながらも、その体験を大学で講義する姿を想像していたそうです。

それだけ聞くとメチャクチャ精神力の強い人って感じして、「そんなの真似できんわい」とも思ってしまいますが、未来を創造し、楽しむことを忘れなかったから保てたんでしょう。

ようは何かを成し遂げようとすると大なり小なり失敗を繰り返し、苦しくなる。けれど、苦悩しないと想像通り、もしくは想像を超えた未来はないってことなのかなと。

やはり、楽しいことしようとするなら楽しちゃダメってことなんだろうな。

ですが、何度も言うようですが、楽する未来を選択する人のことも否定はしないし、楽しいことしようって思ってたけど、なんか違うかもって止めることも否定しないですから。

じゃないと苦悩じゃなくて苦痛になっちゃいますからね。

ほんじゃ、また。


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