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ハードウェアシンセまとめ

いまは制作のほとんどをLogicで行っていますが、シンセなどはハードを使う事もまだまだあります。現在所有しているシンセなどを、棚卸しも含めて書き残しておこうと思います。
メーカーのアルファベット順に並べてみました。
それではどうぞ。

AKAI MPC Live

いきなりシンセでは無いです。
ブランド名だけが残っているAKAI、解釈は様々あるでしょうが、誤解を恐れず言うと現在はハードウェア版DAW。元々はサンプラー+ドラムマシン+シーケンサーとして販売されてました。
私は古い人間なので、ハードウェアで制作したい思いがまだ強く残ってて、ディスコンになる直前に買いました。シーケンサーはLogicよりも使い易いと思います。
タッチパネルでデータに触れられるのも使い易さの一つなのかと。2000XLを長年使ってたこともあり、MPCならでは?の癖に慣れている部分もあるのですが。
2000XLで作り溜めたライブラリやシーケンスデータはSDカードへ詰め込んで、いつでも読み出せるようにしています。
MIDIキーボードをUSBで繋げて使えるのもポイントが高いです。
エフェクターやソフトシンセ、オーディオトラックなど2000XLには無かった機能がたくさん有って全ては使い切れて無いです。MPCからMacの音源を鳴らす事もよくやっています。

Behringer MODEL-D

ジェネリックシンセその1。ほぼminimoogの音が出せるという事で発売された頃に買いました。ただこれまであまり出番はなく、いまは箱に収まってます。3オシレータを重ねて、少しデチューンするとぶっとい音が出るのは魅力的です。
小さいながら、しかもお安いながらも存在感はあるので手放せ無いままでいます。

Behringer TD-3

ジェネリックシンセその2。言わずと知れたTB-303のクローンマシン。元祖Rolandもクローン?リイシュー?版を販売してますが、あちらはデジタル処理。こちらはアナログで再現しています。使いにくいシーケンサーだけど音はまさにあのアシッドサウンド。オマケにディストーションもあるので、レゾナンス効かせて歪ませるといい感じになります。
ちなみに個人的にアシッドから連想される色が赤だったので、赤色を買いました。

KORG electribe ER-1

初代electribeの赤です。アナログモデリングのドラムマシンですが、変な音作成の方が向いてます。音はやや細いかも。たまに使うことがありますが、ドラム音源として使う事は殆ど無いです。
相棒のEA-1も持ってましたが、こちらは使うことが無かったので処分しました。

KORG monotron DELAY

KORGのスピーカー付きガジェットシンセ。SAWTOOTHにLFOを掛けて効果音を作れます。いい音します、でも曲で使った事はまだありません。TMNの頃に小室さんがmemory moogで出してたサイレンぽい音を何となく出せます。何も考えず触るだけでも楽しいです。

KORG MS-10

20数年前に地元の中古楽器店で購入したヴィンテージアナログシンセ。友人からSH-101が安く売ってると聞きつけて買いに行ったものの一足遅く、偶然あったMS-10を同じ値段で良いよと売ってもらいました。
MS-20と違い1オシレータ、ローパスフィルターのみと簡素な構成ですが、エグいフィルターとパッチングで様々な音が作れるのでお気に入りです。ところどころガリが出るので、いつかオーバーホールしたいです。
今はSQ-1と繋いで同期しながら使っています。アナログなので「あの時の音を」と同じ設定にしても同じ音にならないのが困りものですが、そこが面白くもあり。

Roland JV-2080

RolandのベストセラーPCM音源モジュール。一時多くの曲でこの音源の音が聴かれました。10年程前までXP-50という同じ音源が搭載されたワークステーション型のシンセを持っていましたが、色々なところが故障していてこちらに置き換えました。音源が同じなので、あの音が欲しいと思った時にすぐ出せるのが良いです。
エキスパンジョンボードを2枚載せて使っています。
Integra-7も良さそうですが、持て余しそうなのでこれで事足りています。

Roland JD-08

90年代を彩ったPCMシンセJD-800のRoland Boutique版。JD-800発売当時は中学生で、地元の電器店に置いてあったのを覚えてます。フェーダーだらけの厳つい佇まいは、何とも魅力的に見えました。JD-800は小室さんが90年代の楽曲に使いまくったピアノもありますね。あの頃のキラキラした音が満載です。JV-2080と音の傾向が重なる部分もありますが、こちらの方がより馴染む感じがしています。

Roland TB-3

RolandのAIRAシリーズ第一弾のACBで再現したTB-303。TD-3と違いシーケンサーの作りは全く異なります。タッチパネルで組み立てていくので使いやすさは格段に良いです。音の種類もたくさんありますが、303として使うなら基本の音だけでも十分。TD-3と比べるとやや音が硬い印象です。デジタル処理だからでしょうかね。
TD-3と合わせて303を2台が再現できます。

Roland TR-8

TB-3の購入からだいぶ後に買いました。同じくAIRAシリーズの第一弾。707/727/606のアップデートもしています。808/909の音はこれで十分です。ACBのおかげか、どの音も密度が高く存在感があります。USBでパラアウトしてそれぞれの音を作り込む事も出来ます、まだした事ないけど。
TD-3やTB-3と合わせて使うといつまででも遊んでいられます。フェーダーで音の抜き差しが出来るので、リアルタイムパフォーマンスにも良いマシンだと思います。サンプラー機能?が付与されたTR-8Sが有りますが、サンプラーはMPCが有るのでこれで十分です。

Teenage Enginering PO-12

電卓型のガジェットマシン。小さいながらもスピーカー付きなのでこれだけでも遊べる。操作はやや独特ながらも、音作りがかなりできます。Sync信号の入出力が可能なので、SQ-1などと同期する事が出来ます。つまりMIDI Syncも可能と言う訳。楽曲に使う事は少ないですが、monotron DELAYと同じく何も考えずに遊ぶタイプです。

YAMAHA EOS B500

私が初めて手にしたシンセです。高校の入学時に無理を言って両親に買ってもらいました。これまでにも何度か名前が出てきましたが、私は小室哲哉氏に憧れて音楽を始めました。なのでコレが無いと音楽活動は始まらなかったのです。
高校の3年間は、バンドと一人で打ち込みとの両方で使いまくったシンセです。シンセといっても中身はPCM音源+簡易FM音源なので、音作りの自由度はそこまで高くありません。何せフィルターが無いのですから。ただ工夫次第で色々な音を作れるので、限られた環境下での創造力をこのシンセで身に付けられたと思ってます。頑張ってJDピアノもどきも作りました。
今はいろいろなところが壊れているのでケースへ収めていますが、MS-10よりも先にオーバーホールをしたいです。

Waldorf blofeld

JD-800と同じくらい、発売当初は見た目に驚いたシンセ。上品な白い筐体とシルバーのノブが最小限に並ぶ姿に目を奪われました。購入したのは2016年なので、発売からかなり時間が経って入手しました。今は黒色バージョンもあります。
中身はゴリゴリのWavetableシンセです。ちょっと前のnoteに書きましたが、The WAVEのウェーブテーブルも含まれています。「12345」と喋ります。
3オシレータ構成で、バーチャルアナログとウェーブテーブルが選べます。内部パッチングもかなりできるので、複雑な音作りも可能です。ジェントルな佇まいのくせに暴れん坊。
名前でピンとくる方は007好きですね。私も好きです。プリセットのプログラム名にも007に因んだ名前がチラホラあってニヤリとします。Waldorfは他にも007にちなんだ名前のシンセを多く発売してますね。

最後に

こうして書き並べてみると、大小はあれど割とハードウェアのシンセやドラムマシンなどを持っていたんだと気づきました。これでもだいぶ整理をして減らしたのですが、まだまだ有ります。それぞれに役割を分担し、良さを引き出しながら今後も曲作りをしていきます。

もう当分は買う必要がないと思っていますが、どうなることか…

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