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美容師が嫌いなら、好きな美容師に任せて辞めればいい。

フリーランスのススメ。

今回のコラムでも「フリーランスのススメ。」と題しまして
〜美容師は個人で最強を目指すべき〜ということをテーマにして、フリーランス美容師の流儀を、私見たっぷりにお届けしていきます。

新しい美容師の働き方の提案として「フリーランス美容師の教科書」を書きました。

美容師はもちろん、美容師を志す人にも読んでいただきたい内容となっています。

今回は、「美容師が嫌いなら、好きな美容師に任せて辞めればいい。」についてお伝えしていきます。

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美容師が嫌いなら、好きな美容師に任せて辞めればいい。

今回のコラムは、少し過激な見出しですが…内容は至ってシンプルです。

"心から好きなことを仕事にしよう"ということを今回のコラムではお伝えしていきます。

心から好きなことって、どのようにしたら見つかるのでしょうか?

それは、簡単なことです。目を閉じ自分の胸に手を当てて聞いてみてください。「自分の好きなことって何なんだろうか?」と。

答えは、出てきたでしょうか?もし、答えが出てきたのであれば、それを大切に心の中にしまって置いて下さい。今の時点で、自分の好きなことが分からなくても大丈夫です。心配しないでください。
「自分の好きなことは何だろうか?」と考えていれば、いつか答えは、ぱっと飛び出してきます。それは、シャワーを浴びている時かもしれないですし、夜中に目が覚めて閃くこともあるでしょう。

自分の好きなことが分かったらそれを、トコトン追求してみるんです。本当に好きなことなら何時間費やしても苦ではないですし、楽しんでできている事に気付きます。

もし、楽しくなかったり苦痛を感じたらそれは、心から好きなことじゃないのかもしれません。

テクノロジーの進化やユーチューバーなどの出現により、「好きなことをして生きていこう」みたいな発言が多くなっていますが、あなたはどの様に感じているでしょうか?他人事のように感じているかもしれないですし、「やってやろう。」と思っているかもしれませんね。

私の個人的な意見としては、「好きなことをして生きていこうと思えば生きていけるし、生きていけないと思えば生きていけない。」
と思います。

なぜなら、実際に好きなことをして生きている人もいるし、そうでない人もいるからです。

「そんな事いったって無理だよ〜。」と思うのはやめましょう。夢物語ではなく現実として実現可能な未来があるんですから。

とくに、美容師は好きなことを追求しやすい環境にあると思います。どうして美容師は好きなことを追求しやすいのでしょうか?

それは、分かりやすい武器を美容師は持っているからです。

詳しく説明していきましょう。

お客様を綺麗にして喜んでもらう。という技術を美容師は持っている。

心から好きなことを仕事にしていくには、色んな段階がありますが、自分が提供したサービスや物に対して、お客様から対価をもらうにはビジネスが成り立っていなければいけません。

ビジネスとは、お客様の問題を解決した対価として報酬をもらうというものです。これは、その道のプロでなければお客様の満足のいくサービスや物を提供するのは難しいという事を示しています。

好きなことを仕事にする。とはプロの技を身につけてお客様に満足いただける価値やサービスを提供するということです。

こう考えた時に、美容師は既にお客様に喜んでいただきその提供した価値に対して料金をいただける技術やサービスを持っています。

ビジネスとして考えても、とても分かりやすい価値を美容師はお客様に対して提供できるのです。

これは、ドラゴンクエストで例えるとレベル1の段階からイキナリ、剣と盾と鎧と兜を装備しているようなものです。
つまり、始めからスムーズに敵を倒していくことが可能だということです。

一般企業で働いている人は、自分の武器が何か分からないという人も多いのではないでしょうか?事務処理をしていても実際に何が得意なのかは、よく分からないかもしれません。

その点、美容師は自分の武器がハッキリしています。まずはその武器をもっと磨き上げてお客様により良い価値を提供できるようにすればよいのです。

「美容師が嫌いなら辞めればいい」

美容師という職業が嫌いであれば、そもそも何年も仕事は続かないと思いますし、嫌々仕事をやっていてお客様に喜んでもらえるような甘い世界ではありません。

美容師という働き方を好きな人に任せればいいんです。一度辞めてみると美容師という職業の素晴らしさに気付きますよ。

私も、美容師になって一年が経った頃、一度美容師を辞めました。そして違う会社に就職するために転職活動をしている間、異業種で働いたことがあります。

その時に、美容師という職業の素晴らしさに気付きました人を綺麗にして、しかも喜んでもらえるなんてこんな素晴らしい仕事はそうそうないですよ。今思えばあの転職活動の期間は意味のある時期だったんだなと感じます。

もし、今の仕事に疑問を感じているのであれば自分自身を変えることです。働き方や働く環境を変えて違った視点から今の仕事を見てみるんです。

私はフリーランスとして独立を決意した時から働き方を変えました。仕事が終わったら、定時で直ぐに家に帰り独立の準備のために時間を作りました。朝も早起きして時間を作っていました。そうしないとその当時の生活から何も変われなかったからです。

フリーランスになってみてから、美容師という職業が一段と好きになりましたし、仕事に対するやり甲斐も情熱もアップしました。

それは、仕事に対して全て自分の責任でやっているということもあるのですが、時間を自由に使えることで自分自身と向き合う時間を持つことが出来ているからなんです。

美容師は、自身の武器を持ってフリーランスになるという働き方が選べます。そして、自由に視点を変えて働いていく中で次なる目標や新たな視点に気付くようになります。

今まで自転車しか乗れなかったのに、クルマに乗れるようになった感覚です。クルマは自転車に比べて移動距離は格段に上がりますし、車内で快適に音楽も聴けます。ナビもあるので目的地まで迷うことも少ないでしょう。自転車でもスマホでナビは使えますが、やはりスピードと移動距離が違います。まさに視点が変わるということなんですね。

そうやって移動しているうちに、新しい出会いがあり新しい自分に気付くことができます。

美容師の働き方は、もっと自由であっていいですし、実際に自分次第でどんな働き方も選ぶことができます。まずは、自分自身の武器を磨き視点を変えてみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。

フリーランス美容師の教科書

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新しい美容師の働き方の提案として「フリーランス美容師の教科書」を書きました。

美容師はもちろん、美容師を志す人にも読んでいただきたい内容となっています。

Q&Aコーナー

こちらでは、読者の方に頂いた質問に対して答えていきます。
※参考になるため、過去の質問も載せてあります。

【Q】根本の部分があまり分かっていないので申し訳ないのですが、フリーランスというのは面貸しの働き方ということですよね?
集客については、働かせてもらうお店にもよるとは思うのですが、基本的に個人の集客手段はsnsになってくるのでしょうか?
初歩すぎてすいません。

A.フリーランスというのは、会社に雇われていないという事で、はじめは個人事業主として登録して確定申告をしたり社会保障費なども自身で負担するといったものです。
美容室でフリーランスというと、
・自分で集客する
・美容室に集客してもらう
この2つの働き方があり美容室によっては、お店が集客したお客さまを担当してもらい売上を折半するという形も多くあります。自身で集客する場合は、SNSが中心となるでしょう。

【Q】フリーランスになる美容師さんはシェアサロン等に契約するかたがほとんどなのでしょうか?

A.フリーランスになる美容師さんは、はじめは美容室と契約する方が多いでしょう。フリーランス美容師といっても様々な働き方があります。その働き方は、自由でありご自身のライフスタイルにより自由に決められるのです。それが、フリーランスの真骨頂なんですよ。美容室と契約する以外にも、ご自身でフリーランスの美容室を経営して、そこで同じフリーランス美容師さんと「サロンをシェアする」という形も考えられます。しかし、この場合は、ご自身がオーナーとしてサロンに立つのは控えた方が良いと思っています。何故なら、ご自身のサロンだとどうしても他の美容師さんと横の関係ではなくなってしまうので、自由な空気感が無くなってしまい結果的にフリーランスの美容師さんの居心地が悪い空間になってしまうからです。その為、現場には行かず、不動産投資の感覚でご自身のフリーランスサロンを開く方が良いでしょう。何にしても、フリーランスとして自由な視点で働くことで視野が広がり新しいご自身に驚かれることでしょう。

【Q】確定申告の仕方はどこでどうやって教わったのですか?

A.確定申告の仕方は、基本的にはネットで検索してやり方を調べました。マネーフォワードなどのサイトでも分かりやすく説明してくれています。そして、どうしても分からない事などあれば、国税庁の相談ダイヤルに電話して税理士さんに聞いていました。
税理士さんに聞いても経費計上などで、グレイな部分は意外と多くあります。
よく、「何が経費になるの?」と聞かれたりしますが美容師で言うと、仕事に関する出費は経費として計上するという単純なモノなんです。

【Q】確定申告は、どのようにされているのでしょうか?

A.現在、確定申告は自分で行なっています。
今までは、顧問の税理士さんに頼むというのも一般的で情報なども少なく、本などを見ながら知識を収集するといった感じだったんです。
今は、MFクラウドなどネット上で経費の管理をして確定申告も思っているよりも簡単にネット上で用紙も作れてしまいます。
分からない事は、ググればある程度理解できます。
それでも、分からなければ国税庁の相談ダイヤルがあるので相談してみると良いですよ。

【Q】 こんにちは。コラムを読んでの質問なのですが、勤めるという働き方。海外ではフリーランスが一般的だと聞きましたが日本はいわゆる「勤める」型ですよね。この差って何なのでしょうか?また日本で浸透していない現状は何なのでしょうか?

A.こんにちは。働き方が国によって違うのは税制や法律が大きく関係してきます。「フリーランス」が一般的な国もあれば、日本では会社に「勤める」型が一般的になります。
日本の一般的な税制では、給料から税金が天引きされていて、確定申告も自身で行わないので税制に関してあまり知らないという方も多いでしょう。
その為
フリーランスとして独立した時と、会社に勤めている現状でどちらが自身の収入に対してかかる税に関して有利なのか?という計算をしようという観点自体がない方が多いという事です。
後は、
日本の美容業界では、美容学校に通い美容師免許を取得し美容室に就職するというレールが敷かれているからという点がフリーランスが浸透していない原因となるでしょう。

ご質問や感想お待ちしています

このコラムでは、美容師が個人で最強を目指すために何が必要なのかを
毎回、様々な視点から私見たっぷりにお伝えしていきます。

また、こちらのコラムにて質問も受け付けております。
フリーランスのことや美容師の働き方、プライベートなどなど、どんな質問にも出来る限り答えますので、TwitterやFacebookなどからお気軽にDM頂ければと思います。

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頂いた質問や感想は、匿名でコラムで紹介していきたいと思っています。

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