フリーランス美容師のススメ。
「美容師は、個人で最強を目指すべき」なんです。
現在私は、フリーランスシェアサロンを経営しながらフリーランス美容師が働きやすい環境を作っています。
新しい美容師の働き方の提案として「フリーランス美容師の教科書」を書きました。
こちらのコラムでは、「フリーランス美容師のススメ」と題しまして
〜美容師は個人で最強を目指すべき〜ということをテーマにして
私見たっぷりにフリーランス美容師の流儀を、お伝えしていきます。
今回は、第一回目ということで
「どうして美容師は個人で最強を目指すべきなのか?」
についてお届けします。
どうして美容師は個人で最強を目指すべきなのか?
私は、現在フリーランスサロンをプロデュースし、さらにフリーランス美容師はこれからどの様な働き方をしていけば良いのか?という"美容師の新しい働き方"もお伝えしています。
今は、自由な時間もあり、自身の思うように活動していますが…
2013年の2月に独立するまでは、20店舗ぐらい美容室のある会社で雇われていました。
美容師に成り立てのアシスタント時代は、カリスマ美容師に憧れていました。
その当時は、「早くスタイリストになり独立して自分のお店を持ちたい。」
そのような夢を、美容師を志してからずっと持っていました。
そして
その夢は、違った形で叶えられます。
会社に勤務していた時には、ツマラナイ役員会議も意味のないミーティングも当たり前だと思っていました。
今考えると時間の無駄でしか無いのですが…
井の中の蛙とは、良く言ったもので組織の中にいると外のことが全く見えません。
そして、組織の常識が社会の常識だと勘違いしてしまうんですね。
簡単に言うと、世間知らずだったんです。
そもそも
そんな会社人間だった私が、変わったキッカケというのは人との出会いでした。
インターネットで色々な情報にアクセスし、日本にも自由に働いている人たちがいるんだという事に気付いてしまったんです。
そして
様々なセミナーなんかにも参加し多種多様な方々とお会いする中で
「もっと自由に働きたい」という思いが日に日に強くなっていきました。
環境を変えて、自分で決定権を持つ
フリーランスになった今では、以前よりは客観的に世の中のことや自身の働き方を見れるようになりました。
とくにフリーで動いていると、色んな人々にお会いする機会があるんです。
経営者の方や投資家、不動産関係や店舗の内装業者さん、そして少し怪しい系の方々など様々です。
会社にいると、組織内の人間関係。そしてお客さま、後は個人の友人関係が主に接する人間関係になるでしょう。
「環境が人をつくる」とはよくいったもので、どんな環境に自分を置くか?という事で自分自身の考え方や行動が変わってきます。
ポイントは、どんな環境に置かれているか?ではなくて、どんな環境に自分を置くか?です。
自分自身でその環境を選ぶという事ですね。
どうして美容師は、個人で最強を目指すべきなのか?の答えのひとつがココにあるのですが
それは…
環境が人をつくるからです。
美容師は、働き方を選べます。
最近では、一般的に会社に勤めてアシスタント時代を過ごしスタイリストとなり、店長となりマネージャーとなり、ただのおじさんになる(笑)というおきまりのコース以外にも
・独立して個人店舗を構える
・フリーランスになる
という道があります。
自分で環境は選べるんです。
もちろん、組織の中においても環境をつくることはできます。私もそうでしたし、日々努力している管理職の方もいらっしゃる事でしょう。
しかし
組織の中にいるのと個人で独立するのとでは決定的に異なる部分があります。
それは、決定権です。
組織の中でも、環境を変えて新しい動きをつくることはできます。しかし、全て自分の責任にはなりません。なぜなら社長がいるからです。どこまでいっても決定権はやはり社長にあるのです。
その点、個人でフリーランスとして独立すると決定権は自分にあります。
それは、全て自分の責任で行動できるしリスクもとれるという事です。
つまり
自分自身の人生の手綱を握ることができます。
何か行動を起こし、上手く行ったことも失敗した事も全て自分自身の責任です。
例えば、何か仕事のオファーが来た時に自身の決済で仕事を受けるか判断することができます。
会社にいると、当然上司の許可が必要になってくるでしょう。
こういった無駄な時間を過ごすことで自分の時間が奪われて、本来やるべきはずの"大切なこと"に時間を使えなくなってしまうのです。
そして
気付けば自分にとって最も"大切なこと"を忘れてしまうんです。
これは、怖いことですね。
実は、これが日常に隠された秘密であり、自分を変えるためのメッセージなのですが…
美容師は、個人で決定権を持ち自身の技術、サービス、そして美容師として何を目指しているのかを十分に考え、行動し、改善し向上していくべきです。
そうする事で、美容師としてのポテンシャルを十二分に発揮する事が出来るようになります。
その為にも、環境を整える事が第一歩となるのです。
美容師は、個人の技術やサービス、美容師としての魅力をお客様に伝えるために、日々技術を磨き、サービス向上に努め、人間的魅力を発信していくべきなのです。
技術を磨き、サービスや個人の魅力を向上させ、それをブログなどの自身のメディアを通してアウトプットしていく。
それにより、多くの人に美容師としての魅力が伝わります。
昔と違い、インターネットが整いスマートフォンの普及のお陰でその情報はダイレクトに人から人へ伝える事ができるんです。
これは、皆さんが思っているより凄いことですよ。
美容師にとって革命です。
インターネットの普及により、お客様は検索で美容室を探すようになりました。
しかし
これからはスマートフォンの普及によりお客様は口コミで美容師を探すようになっています。
あなたは、広告を信じるでしょうか?ステマなんて怪しい。なんか裏がありそう。裏があるんです。広告費が動いていますから。
口コミは違います。友人の口コミは信じられますよね?そこに利権はないからです。基本的には…(笑)
その口コミは、個人の信頼により成り立っています。
美容師とお客様の関係も人と人の繋がりです。
美容師個人に対して技術やサービス、接客などを気に入り、信頼してくれてリピートしてくれる訳です。
そういった意味でも
個人で技術を磨くこと
個人でサービス接客を向上すること
個人で発信をしていくこと
個人で最強を目指すことが、これからの美容師においてのキーワードになります。
世の中も個人の時代になってきています。
視点を変えて、違う角度から自身の働き方を考え直す時期なのかもしれません。
このコラムでは、美容師が個人で最強を目指すために何が必要なのかを
毎回、様々な視点から私見たっぷりにお伝えしていきます。
何か、質問などありましたらTwitterやFacebookなどからお気軽にDM頂ければと思います。
フリーランス美容師の教科書
新しい美容師の働き方の提案として「フリーランス美容師の教科書」を書きました。
美容師はもちろん、美容師を志す人にも読んでいただきたい内容となっています。
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