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ショートステイ利用、本番

2024年2月、私の手術に合わせて母は、9泊10日のショートステイを利用しました。

2月のカレンダーには、私の入院・手術の日の丸印のほか、母のデイサービス利用日に赤丸。そしてショートステイ利用期間は銀色矢印が付いています。
毎日のように「この矢印は?」と聞かれ、「ショートを利用するんだよ。理由は…」と説明しますが納得してくれる日もあれば、「私は一人で大丈夫」という日もあったり。ですが「私が安心して手術を受けて、療養できるよう協力して」というと納得してくれているようです。翌日には同じ会話の繰り返しですが……笑

利用開始日の前日、今回も一緒に荷造りをしました。前回よりも期間が長いため、荷物も多くなります。前回はカバンで済みましたが、今回は衣装ケースを用意。下着等着替えへの記名は母自身にやってもらいました。必要なものをケースに詰め込んだ後の空きスペースには、母の好きなおやつをフタが閉まらなくなる寸前まで詰め込みました。さて、どうなりますか………

利用日当日の朝、デイに行く日と同じように朝食を食べ、身支度をしてくれました。今日からしばらく帰って来られない、と理解しているのかは判断できません。
9時過ぎに迎えに来てくれたスタッフさんに嫌がることなく従い、クルマに乗って行きました。ありがたい❤

その日の午後、私は弘前のホテルへ。翌日入院。さらに翌日、白内障の手術。問題なく経過し、その翌日退院し帰宅しました。そして自宅療養。
術後1週間後くらいに術後の検査のため弘前に行かなければいけないのか(早朝電車で通院、その時間デイは対応できない)と予想した、母の利用期間でした。ですが、あちらでも気を使ってくれたのでしょう、検査は地元紹介元の医院でいい、と紹介状を作ってくれました。それならデイ利用時間内で通院できます(感謝)。

正直な話、療養中は精神的にもゆっくりできました。こんなにもゆっくりしていることに罪悪感さえ覚えます。
おそらくは母、毎晩のように「帰りたい、帰る」とスタッフさんに訴えているんだろうと予想できます。
おやつなど差し入れに行こうか、電話で話をしようかとも考えましたが、母がもしも落ち着いているなら波風立てる行動はやめておこう……
妹(母の次女)が土日に様子を見に行こうかと言ってきましたが、辞めてほしい旨を伝えました。

家族介護者として、"えふりこぎ"じゃなく私がなんともないのに施設に預けていることに罪悪感をどうしても感じてしまいます。
利用最終日、夕方送ってきてもらう予定でしたが、昼過ぎに私が施設へ迎えに行くことにしました。
迎えに行くと母、なんかとっても嬉しそうでした。
その足で、一緒に晩ごはんのおかずなどの買い出しをしてから帰宅。

「やっぱり我が家はいいなぁ」と決まり文句も出てきていました。

気になっていた、施設からの利用状況のお知らせ
読んでみると…

…予想した通り、ほぼ毎晩のように「家へ帰る」「ここは私の家じゃない」「タクシー呼んでくれ、実家(自宅じゃない生家まで150km)へ帰る」との訴えや、就寝後の歩き回り等々、散々スタッフさんの手を煩わせていたようです。
利用中にコンタクトをとらなくて良かったんだろうな……

母を見ていると、過去の習慣が鉄板、何か新しい状況の変化にはアップデートできなくて自身が苦しんでいているんじゃないか………

苦しむ母を見ている私も苦しい日々、なのです

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