せっかちな日本人
姫路城に行った時の事。
観光客で溢れかえり、天守閣まで登るのに1時間と言われた。外国人がとても多くて、日本語より外国語を話す人が多かった中、
お城の中にはいってからも混雑し、天守閣までの登る階段にも、規制がかけられていた。
上に上がっている時、じゃれあって階段を登っていた中学生達に『はよ登れよ!』とゆう声が聞こえた。
待ち時間の疲れと人の多さにイラついたのだろう。なんかその気持ちも、分からない訳でもなかった。
天守閣についても人の波がすごく、一周してすぐに降りるしかできない状況で
降りる時も、相当の混雑でした。
天守閣から降りていると、
ちょうど、私達の前に、3歳くらいの女の子が
階段を自分で降りたいと言ってダダをこねていた。
城の階段はとにかく急で、大人でも降りるのに慎重なのに、3歳の女の子が降りるとなったら
当然、時間もかかり人の流れもストップする。
お母さんは周りの目を気にして
『抱っこしてあげるからおいで!』と言うけど
「おりる〜!」と女の子が言うので
申し訳無さそうな顔をしながら、女の子が階段を降りる手伝いをしていた。
それを待っている後ろの人達から
「無理やりでも抱っこして降りるのが普通やろ。人が多いし、余計に危ないわ!」とコソコソと話し声が聞こえてきた。
絶対、聞こえてるよね。と思ったし、確かに危ないかも。自分もそう思った。
ヨチヨチと時間がかかりながら、お母さんと女の子が階段を降りおえると
『ヒューヒューーーー!』
『Very good〜!』と声が上がった。
女の子が階段を下り終えたのを見てた、
上り行きを待つ外国人グループの方からの歓声だった。
世界文化遺産の中で余裕がなさすぎる日本人
頑張って階段を降りる女の子を見守る外国の人達
なんか急にものすごく恥ずかしくなった自分がいた…。
自分のキャパの狭さと日本人としても
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