桶谷式母乳育児相談室に行ってきた

ある日、哺乳瓶からミルクを飲むのを嫌がるようになった。それを友人に相談したら、ピジョンの『母乳相談室』という哺乳瓶を使って飲ませると飲むようになるかもしれないという。

いつも使っているのはピジョンの『母乳実感』という哺乳瓶だけど、どうやら違うものらしい。HPには母乳哺乳に移行するトレーニングのための哺乳瓶とある。『母乳相談室』の乳首部分だけを購入すれば『母乳実感』の哺乳瓶にはめて使うことができるそうだ。

「桶谷式乳房管理士の指導のもとで使用して欲しい」とあったので、近所の桶谷式母乳育児相談室に連絡をしてみることに。

ちょうど新型コロナで世間が騒がしい最中だから、この相談室も徹底した対策をしているようだ。助産師さんが訪問してくれたり、その相談所にママが行くのが通常だけど、緊急事態宣言が出されている今では難しい状態。まずはLINEで相談できるようになっていた。指定の場所に連絡を入れてみると

母乳相談室のご購入や使い方のご説明できるのですが、母乳メインになってきているということで、もしかしたら哺乳瓶自体が嫌になり始めていて、母乳相談室も嫌がる可能性がなくはない。

という内容の返事が返ってきた。LINEですぐにお返事がもらえるのはありがたい。湧き上がる不安をすぐに和らげてくれるから。「一度試してみるのがいいと思う。来てくれれば試すことができますよ」ということで、相談所に行ってみることにした。

「桶谷式」といえば、おっぱいのトラブルに対して真剣に相談にのってくれて、よく出るようにおっぱいマッサージをしてくれる助産師さんがいるというイメージ。私の母が36年前に妹を育てる際に利用してたから、よく見ていて知っていた。当時も、資格を持つ助産師さんが家に来てくれた。今も手法は変わらないのだろうか。興味があったので乳首のお試しだけでなく、私もそのマッサージを受けてみることにした。

マッサージの話は後に書くとして、哺乳瓶の話に戻すと、、

結局、「母乳相談室」の哺乳瓶の乳首は購入しなかった。「母乳実感」よりも飲みにくい構造のようで、飲むのにさらに時間がかかるかもしれないとのこと。乳首が硬めなのも気になった。何よりも、困りに困ってLINEで相談した日から数日経っていたから、「母乳実感」の哺乳瓶でも嫌がらずに飲むようになっていた。「育児というのは、日によって悩みが変わるものですから」っと助産師さんは言ってくれた。「数日前までは頑なに飲まなかったのに、なぜ今飲んでくれるんだろう?」と言うと、「そういうものですから」とのこと。

マッサージは、ひととおり育児に関する相談をして(相談中もソーシャルディスタンスが保たれていてやりにくそうだったけど)、「母乳相談室」の哺乳瓶もお試しさせてもらった後に行った。新型コロナの影響で、マッサージをしてくれるベッドの前にはビニールカーテンがひかれていて、桶谷式を習得した助産師さんがビニールカーテン越しに行う。助産師さんはもちろんマスクをしていた。対策は徹底したものだった。お湯に浸したタオルでおっぱいをあっためた後、ツボを押すようにマッサージをするのを繰り返し行う。これにより、「おっぱいの筋膜リリースをしている」そうだ。そうすると、次第にマシュマロのようなフワフワのおっぱいになっていく。

ちなみに余談だけど、「筋膜リリース」という言葉を聞いて、なるほど母乳をたくさん出すためには、凝り固まった身体を解さなくてはならないんじゃないかと考え、桶谷に通って以来肩甲骨や肩、腰などの筋膜リリースを家で毎日、フォームローラーを使って行うようにしているが、調子がいいような気がしている。

話をじっくりと聞いてもらえて、おっぱいの状態を見てもらったら、なんだかずっとモヤモヤしていた気持ちがスッキリした。

また困ったら行きたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?