今年の巨人は強いと思います。
今年の巨人は強いと思わせたのが、14日の春季教育リーグ戦でした。
ほぼ3軍のメンバー主体で1軍半のロッテに3-0のスコアで敗れたゲームの結果を見てそう思いました。
昨シーズンは対戦する社会人、大学生チームの関係者から、レベルが低すぎて得るものがない。
出来れば対戦したくない、時間の無駄とまで酷評されていた巨人の3軍ですが、一冬を越えて、大分レベルアップしているからです。
特にディフェンス面の進歩が顕著です。
14日の試合も10安打されながら、1失策でゲームを競り合いに持ち込みました。
投手は育成の冨田が5回に5安打集中され、3点を失いましたが、和田、愛斗、ソトの上位打線が相手でした。
これは致し方ありません。
先発の育成木下は4回を5安打無失点にまとめています。
3軍の難しさは、プロとして戦う体力と技術が備わっていない選手を最低水準に引き上げるように鍛えつつ、ゲームをこなさなければいけない点です。
選手をゲームに出して未熟さを悟らせ、自分の課題を発見させる訳ですが、対戦相手にしてみれば低レベルに付き合わされるわけで当然不満も出ます。
ましてプロ予備軍の社会人チームや大学生チームはうんざりするでしょう。
巨人のユニフォームを着れて満足している、と言われても仕方がなかった昨シーズンでした。
さて、なぜ3軍のレベルアップが、今年の巨人は強いに繋がるのか説明します。
計画的なチーム強化を行ってきて、一部門だけ改善され、他部門、特にトップチームが改善されないはあり得ないからです。
3軍のレベルアップは健全なチーム内競争が醸成され、組織文化として定着し始めている証左と考えられるのです。
下の組織の突き上げがトップチームを刺激しないはずがありません。
選手のポテンシャル的には今年の巨人は強いと感じさせるシーズンになると思います。
つまり、昨年までのようによほどマネジメントがヘボでない限り優勝争いはするでしょう。
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