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僕は君の「熱」に投資しよう

普段、情報収集するときは皆さん何から情報収集していますか?
日経新聞、週刊誌、YahooNewsなど色々あると思いますが、私は割とSNS、特にTwitterで情報を集めてます。
そのTwitterでチラホラ、この本について高評価のコメントがあったので手に取って読んでみることにした。

著者は、ベンチャーキャピタル「ANRI」の創業者、佐俣アンリ氏。ANRIを設立する前はEastVenturesに所属。

概要

本のサブタイトルが、「ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義」と記載されており、7章立てとなっている。

DAY1:熱があるなら、ぶつけようぜ
DAY2:生きる場所を、選び間違えるな
DAY3:成長しなければ、死ぬ
DAY4:君は人類の年表に触れたくはないか?
DAY5:怖いけど、僕は「逃げない」
DAY6:こんにちは先生、起業しませんか?
DAY7:圧倒的な未来を、つくろう

ベンチャーキャピタル(VC)
ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社のこと。主に高い成長率を有する未上場企業(いわゆるベンチャー企業)に対して投資を行い、資金を投下する。そして、投資した会社が成長したところでIPO(上場)させたり、M&Aで株式を売却することで株式売却益を得る会社
ベンチャーキャピタリスト(キャピタリスト)
VCで勤務し、投資対象であるベンチャー企業を探してくる人達

人生は一度きりであるため、やりたいことをやらないと損ではないか?
やりたいことを成し遂げるには、身を置く環境がとても大事で、適切な環境に身を置くことで、ポジティブなマインドセットになり挑戦を続けてることが可能になる。そして、やりたいことを達成できる。
というようなことが、書かれている本である。
以下では、特に印象に残った言葉を記載する。


DAY1:熱があるなら、ぶつけようぜ

・やりたいことがあるなら、熱量持ってやるだけ
・事業の本質は安く仕入れて高く売るせどりである。つまり世の中にある価値のズレで利益を確保することである。
⇒奇抜なアイディアがなくたって起業することはできる

DAY2:生きる場所を、選び間違えるな

・身を置く環境が重要
⇒周りの人に引っ張られて、自分の行動や思考が自然と洗練されるため
⇒やっていることが近しいと相談もしやすく、悩みも似ているため解決しやすい

DAY3:成長しなければ、死ぬ

・起業家は事業を成長させ、サポーターに還元することがミッション。従って、頑張る必要は全くないし意味のない努力をしてはならない
・起業家は事業の成長のみで成長するので、成長する事業が優れた人格をつくる
・常に成功するわけではない、成功確率は一流で3割と思え。打席(挑戦し続)に立ち続けることが大事
・起業家の死は資金が尽きることではなく挑戦をやめること

DAY4:君は人類の年表に触れたくはないか?

・自分のやりたいことをやる、人間はいつ死ぬか分からないのだから

DAY5:怖いけど、僕は「逃げない」

・成功とは挑戦し続けること
⇒辞めなければいつかは成功する、何かに立ち向かっていくことが大事
・どうせきついなら明るく楽しくやろう
⇒ベンチャーではこの姿勢が大事
・どんな苦境に立たされても逃げない、仲間を見捨てない
狂う程仕事しないと成長しないのがベンチャーである。頭はおかしくなるがハイグロースしてるから何してもいいわけではない。
⇒厳しい時でも倫理観を持つことが大事

DAY6:こんにちは先生、起業しませんか?

・天才を救うのがベンチャーキャピタル
→天才のアイディアを実現するのに必要なお金やメンタリングなどを行う役割
自発的であれ
・産学連携は、天才の進路をもう一つ作ることが可能

DAY7:圧倒的な未来を、つくろう

・投資先の起業家達を頭の中で並べて挑戦してるランキングつける
・起業家がありえないほどの挑戦をしてるのに投資家が現状に甘んじて椅子にふんぞりかえっていることなどありえない
・「俺が一番挑戦している」と即答できないといけない
・3年以上前のことはプロフィールに載せない
常に進化し続けなければならないから
・VCは与信の積みゲー、つまりお金を増やす事で与信を増やすゲーム
⇒初動が大事であり、誰から預かるのかがとても重要である。つまり、信念や方針をきちんと持つべきである。

最後に

最近、ベンチャー企業やベンチャーキャピタルというのは注目ワードである。ベンチャーキャピタルで働く人はどんな感じなのか、肌感がなんとなく伝わる書籍となっている。また、自分が今後どうしていきたいのか、モチベーションアップにもつながるため、評価が高いのだと思う。
特に、今の40~50歳代の人たちは平成に入って挑戦をしているだろうか。
組織の閉塞感とは、挑戦という言葉と何らかの関連性があるのではないか。
私はそう思うと同時に、社内で「挑戦してますか?」と常に問うていきたい。そうすれば、自ずと自分の環境をよくすることができるかもしれない。


最後まで目を通して頂きありがとうございました。いいなと思うかことがあれば「すき」を押していただけると大変励みになります。