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人類の潜在意識が繋がっている件について

皆さんは、自分の潜在意識と他人の潜在意識が繋がっているという話を信じるだろうか?
私はそれを信じて始めているし、今の仕事にこのシステムはとても助けになっています。

始めて潜在意識の話を聞いた時のエピソード

2010年、私はマクロビオティックを学びに山梨県小淵沢で合宿に参加していました。
ここでできた友人とは今でも繋がっています。

マクロビオティックは、単なる健康維持増進を目的とした食事法の枠を超えた面があり、その合宿でも「九星気学」の授業がありました。
この講師の先生はアメリカ在住の日本人。

肝心の九星気学の授業の中身は全く覚えていないのですが、その講義中に講師が話した事は強く印象に残っていました。
かなり昔の話なので言葉の詳細は覚えていませんが、こんな感じだったと思います。

「人の潜在意識は繋がっていて、環境にも影響を及ぼす。今の日本人には愛が足りない。このままで行くと、大変なことになる。沿岸の地位域が犠牲になる。たくさんの人が亡くなる。あまり時間がないけれど、できることは愛を持つことしかない。今日、この瞬間から、一人でも愛に生きてほしい。できることなら家族、友人にも話して、一人でも多くの人に伝えて欲しい。この合宿が終わってからではもう間に合わないかもしれないけれど、諦めないで欲しい。」

この話はとても印象に残っていたのですが、私は生粋の日本人「愛」と言われても何をどうすりゃいいのやら。という感じでした。

当時から「看護師の心身の健康維持」のために学びに行っていた私は、謎の予言より看護師(である自分)を救って欲しかった。
それに、「そんなに大変なことがすぐさま起こるのであれば、この人自身がアメリカから日本には来るまい。」という現実的な思いがありました。

私は特に質問などもすることなく、ただそれを語った時の何か具体的な状況が見えているかのような、苦しそうな表情が印象的だっとことを覚えています。

その数ヶ月後にあの大災害が起こりました。
受講生仲間で作っていた連絡網で「もしかしてあの時N先生が言っていたのってこれなの!?」とざわめいたことを覚えています。

地震学の学者さんが聞いたら失笑してしまう話かもしれませんね。
私も人の潜在意識が自然災害まで起こすとなると、世界にはもっと自然災害に見舞われてもおかしくない国や地域があるように思います。

環太平洋造山帯にすっかり乗っかっているこの日本に、愛の体現者である神様や天使が住めば地震が起こらなくなる・・・・とは考えにくいですよね。
(そうなると愛を生きている人はこのような国には生まれないのでしょうか笑)

真偽はさておき、これが私の潜在意識を考える最初のエピソードでした。

20年以上経って他人と繋がっている潜在意識があると思いだした

誰でも虫の知らせやシンクロニシティなどは、一度や二度は経験したことがありますよね。

ふと友人の顔を思い出したらその友人から電話が来るとか、おじいちゃんが亡くなる前日におじいちゃんが夢に出てきたとか、聞いたことがあるということも含めるとそう珍しい話ではないですよね。
この様な話を聞いて「へぇ」とは思っても、すごくびっくりしたりはしないと思います。

「他人と潜在意識が繋がっている」ということがあるとしたら、こんな感じのことかな?と思っていました。

ところが、セラピストになって5年目の今、とても不思議に感じていることがあります。

セラピー中にふっと頭に浮かんだことをクライアント様にお伝えすると、それがガツンと感情を動かして、一気にエネルギーが上がる(行動変容につながる)という経験があるのです。

珍しいことでもなく、ほぼ毎回あります。

中には「これ、今のこの人に言ったら怒り出すかも。」と思うようなことが浮かぶこともあります。
少しだけ「お伝えするの怖いな。」と脳裏をよぎるのですが、「いや待て、私は好かれる為にこの仕事をしているのではないのだ。」という思いがそれを打ち消してお伝えしています。

芯を喰らうようなことを言われた人は、真顔になります。

そして、怒ったり、泣いたり、時には大笑いします。
でも最終的には静かに感動します。

心が動く(感動)した人は、本当の意味で動き出すことができます。

セラピストになって最初の頃は、この閃きというかフッと思いつくこの言葉、たま〜にしかなくて、自分でもこの現象に気がついていませんでした。

ここ最近、この状況よくあるな〜と気がつき始めたんです。

なぜそうなるのかわからないので、この現象を一人密かに「イタコ芸」と呼んでいました。

「今日のイタコ芸、ヒットしたな〜。」という感じです。

先日栄養カウンセラー仲間とZOOMでおしゃべりをした時に、イタコ芸について聞いてみました。
すると彼女も同じ経験をしているということが判明!!
(私たちには一切のシックスセンスはありません)

彼女は脳科学や心理学について深く学んでいるので、その学びからシェアしてくれました。

「カウンセラーはクライアントに必要なことを、クライアント自身から引き出されている。」

この言葉は、すごく腑に落ちました。
私自信が経験していることを言葉で説明しようとしたら、この言葉以上のものはないと思いました。

とはいえ、私たち栄養セラピスト(カウンセラー)が指摘することは、その人にとって耳が痛いことが多いし、提案することも欲を刺激する楽しいものではないので、クライアント様の顕在意識が求めているものではない様に思います。

現時点で顕在意識で好きな食べ物、生活習慣を変えたくない思いが強くても、潜在意識ではある種の食べ物に依存しなくても精神を健康に保てることも知っているし、生活習慣を改善して元気になることを知っている。
そういう人が私を選んできてくれているのではないかと思うのです。

私はクライアント様の潜在意識が欲している言葉を、クライアント様から引き出されて言わされている。(イタコ芸というよりAI芸かもしれない。)

ということは、クライアント様の潜在意識が欲しているものを知っていないといけないということなので、セラピーで向き合っている時は相手の潜在意識と繋がっていると思い始めています。

対人援助を仕事にしている人にとっては、当たり前のことのなのかもしれませんね。


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