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■ 其の172 ■ 忘れられない映画になった。

少女>少年 / RCサクセション / 綾鷹

横川シネマに映画を見に行きました。
タイトルは 『ブルーを笑えるその日まで』
ふたりの少女が主人公です。

少年の悩みをめぐる映画を見たとき、わたしはあまり何とも思いません。自分と同性の彼らに対して抱くのは「それくらい乗り越えればいいじゃん」とか「自分探ししても何もないから、目の前のことを必死にやった方がいいと思うよ」という気持ちです。
一方、少女の苦悩に対しては、まったくお手上げで、ただただ切なくなります。それは理解できないゆえの困惑かもしれません。映画(芸術)は、心が揺さぶられてこそのものでしょう。それで、少女の切なさが滲み出ていそうな映画をみつけると、つい見てしまいます。
主題歌は、RCサクセションの『君が僕を知ってる』
監督さんは20代のようですが、こういう音楽は生き続けるんだなと思いました。


さて、生身の人間には何が起こるかわかりません。
それが、生きているということででょう。
横川シネマは、飲食物持ち込みOKのミニシアターです。
ここ最近は本当に暖かくなってきて、一昨日の広島はすばらしい晴天でした。わたしは、今シーズン初めて、冷たいペットボトルのお茶を買って映画館に入りました。
映画も後半、ラストはどんな風に終わるのだろうと思い始めたころ、下腹部=膀胱が張ってきて、このまま我慢できるか怪しい状況になってきました。明らかに限界ラインまで膨張しています。腹部がヒクヒクしています。一分おきくらいに携帯の時間を見ながら、早くラストシーンになってくれと願いました。ですが最後まで見届けるのは危険な気がしてきたので、立ち上がって出口に向かい、「こんなことなら、いっそ早めに退場してから戻って来くれば良かった」と後悔しました。ですがそれでも、出口の前でギリギリまで粘り、なんとかラストを見ることが出来ました。すぐさま外に出たわたしは、トイレへ駆け込み、個室の方に入り、空になったペットボトルの中に「しました」。 自分の膀胱の最大容量がどれだけあるのか知りたくなったからです。綾鷹のペットボトルの、飲む前のラインに少し届かないところまで入りました。ラベルの表示を見たら525㎖と書いてあります。ということは、わたしの膀胱はMax500㎖なんだと確認できました。


本題にもどって、
『ブルーを笑えるその日まで』は、
監督自身の中学時代の記憶をモチーフにしたすべてのひとりぼっちへ届ける “ 青春ファンタジー ” 映画の誕生!とあります。

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