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日本ワインレビュー【旭洋酒】ソレイユ ヴー・ルージュ 2020

ソレイユ ヴー・ルージュ 2020

ヴィンテージ:2020
コメント:カカオやミントなどのハーブ、粘土質の土ようなの香り。
2019ビンテージまではメルローと甲斐ノワールだけでしたが、2020年は、べと病の蔓延で甲斐ノワールが激減したため品種構成を大胆に変更して、2020ビンテージは5種類のアッサンブラージュになりました。
メルローと甲斐ノワールだけの時は、どうしても甲斐ノワールの個性が勝ってしまい、今一つバランスが取れていないよなぁと言う気がしていましたが、シラーがボディを支えて、ピノ・ノワールとマスカットベリーAが入ったことで、軽快さとチャーミングさが出て、良いバランスになったなぁと思いました。
しかし2021ビンテージは、またメルローと甲斐ノワールのブレンドに戻ったりするカモ🦆
1、2年くらい置いたほうが落ち着きが出て良くなりそうですが、早目に抜栓するならば、いま飲んでも良いカモ🦆
ベーコンやソーセージやハンバーグなどが合いそう。
ジンギスカンやバーベキューなどをやる時にも良さそう。
※あくまで私の個人的な意見なので、参考にはあまりならないかも知れません。と言うかならないカモ🦆
老舗ワイナリーがラベルを変えて、新しいスタイルでワインをリリースしても、なかなか飲んでくれないのが現状だろう。
どうしても新規ワイナリーに方に興味が行きがちだし、目新しい品種でつくったワインやオレンジワインやペティアンなどの流行のスタイルのワインを買ってしまいがちなのだよなぁ。
最近は試飲会も開催できるようになったとは言え、昔ほどの大規模なイベントは頻繁にはできない。
飲みたいワインは多いが飲めるワインは少ない。
レアワインばかりを求めたがる人や大手のワインを飲んでもいないのに、批判する人などもいる。
昔よりも日本ワインの情報量は増えたが、本当に役に立つ情報はそう多くない気がする。
ワイナリーが増えて、日本ワインの質が向上するのならば良いことだが、数が増えたからといって質が向上するとは限らない。
まずは飲み手の数を増やし、飲み手の質を向上させることが、日本ワイン文化の向上に、つながるのではないのか?
飲み手同士が交流して、各自に意見を言えるような会をやりたいモノです。
と今回は真面目な話をしてしまいました。
生産者:旭洋酒
産地:山梨県山梨市
品種:メルロー35%、シラー33%(八幡地区自社農園産)、甲斐ノワール22%(万力地区産)、ピノ・ノワール8%(岩手地区自社畑産)、マスカットベリーA2%(日下部地区手島畑産)
スタイル:
Alc:12%
飲んだ場所:はらだ商店(北海道恵庭市)
飲んだ時期:2022/7/9、有料試飲会にて

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