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2022年に気になったワイン [赤ワイン編 part1]

2022年に気になった赤ワインpart1


この委託醸造と2022ビンテージの自社醸造の飲み比べもしてみたいよなぁ。

【紫藝醸造】翠翠ルージュ2021
ストロベリーやラズベリー、紅茶などの香り。
タンニンは優しく、酸はキチンとあります。
樽香もほどよくあり、軽やかな味わいなので、グイグイ飲めますねぇ。
マスカットベリーAに凝縮感や複雑味を求める人にはオススメできませんが、家飲みとか気軽に飲むには良いです。
全房でステンレスタンクでマセラシオンカルボニック16日間。
約3カ月熟成。一部はオーク樽で約3カ月熟成。SO2無添加。
フレッシュ感もあるので、いま飲んでも良いですが、2、3年置いても良いカモ🦆
まだ知られていませんが、コレから人気がでそうなワイナリーです。
生産者:紫藝醸造(長野県南向醸造で委託醸造)
産地:山梨県北杜市
品種:マスカットベリーA
スタイル:
Alc:11%
試飲日:2022/4/9
【紫藝醸造について】
2022年3月1日に果実酒製造免許を取得。
合同会社紫藝醸造は、代表社員原田純と業務執行社員林忍の2名で設立。
ヴァンクールにいた時に、ドメーヌオヤマダの小山田幸紀氏と仕事をする機会を得て、具体的な栽培醸造技術、理念、姿勢に至るまでの多くのことを学び、各々がワインの仕事に携わっている中で、自身でワインを造りたいという気持ちが高まっていき、師事した人物が同じということもあり、共感することが多く、共にワインを造っていくことを決意。
2019年にワイナリー設立に向けた準備を始め、2022年1月に山梨県北杜市明野の地に、ワイナリーを構える。
社名の由来の、「藝」という字を辞書で調べると
①修練によって得た技能。学問。わざ。
②技能をともなうあそびごと。
③草木を植える。種子をまく。
ここに、ブドウやワインのイメージから「紫」という字を付け足し、「紫藝(しげい)」とすることで、先人が培ってきた技術を大切にし、農業としてのワイン造りを大切にしたい、という意味を込めているようです。

長野県のメルローはやはりレベルが高いよなぁ!と感じられるワインです。

【ドメーヌ・コーセイ】片丘メルロー 2020 フレンチオーク
「片丘メルロー2019」はボルドー酒チャレンジで最高金賞を受賞したので、話題になりましたが、果たして2020のビンテージは、果たしてどうなったのか!
ナッツやバニラの香り。
コーヒーを燻した時の香りもあります。
樽香は新樽100%じゃなくなったので、そこまで強くないです。
2019ビンテージほどのボディや凝縮感はないので、これなら2、3年置かなくても良いですねぇ。
そんなに瓶熟しなくても今回は、すぐに飲んでも、美味しく飲めるカモ🦆
タンニンやほどよい熟成感もあり、バランスは2019よりもこちらのビンテージ方が良いですねぇ。
約2週間の醸し発酵の後にプレス、ステンレスタンクでマロラクテック発酵、11カ月間フレンチオークで樽発酵。
やはりビーフシチューや豚肉のトマト煮とかが合いそうです。
生産者:ドメーヌ・コーセイ
産地:長野県塩尻市
品種:メルロー(塩尻市片丘自園産)
スタイル:
Alc:12%
試飲日:2022/4/23

個人的には、こちらのアメリカンオークの方が好きカモ🦆
コレは好みのモンダイですけどねぇ。

【ドメーヌ・コーセイ】片丘メルロー 2020 アメリカンオーク
カカオやココア、コーヒーを燻した時の香り。
シナモンなどのスパイスの香り。
これも2019ビンテージほどのボディや凝縮感はないですねぇ。
でも樹齢が5年と考えたら、ポテンシャルは高いです。
果実味もありタンニンもまろやかです。
樽香はありますが、キツイと言うこともないですが、フレンチオークと比べると、こちらは1年ぐらい置いた方が、まとまりが出てもっとバランスが良く来るカモ🦆
約2週間の醸し発酵の後にプレス、ステンレスタンクでマロラクテック発酵、11カ月間アメリカンオークで樽発酵。
フレンチオークとアメリカンオークのどちらが良いかは「好み」だろうなぁ。
私なら、いま飲むならフレンチオークで、1年後に飲むならアメリカンオークが良いだろうなぁ。
やっぱりステーキやローストチキンとかが合いそう。
生産者:ドメーヌ・コーセイ
産地:長野県塩尻市
品種:メルロー(塩尻市片丘自園産)
スタイル:
Alc:12%
試飲日:2022/4/23

余市産のピノ・ノワールとツヴァイゲルトは、ホントに相性が良いのだろうなぁ。と思わせるワインでした。

【さっぽろ藤野ワイナリー】三氣の辺 ルージュ 2020
ラズベリーやカシス、きのこや腐葉土のような香り。
旨味と塩味があります。
アフターには強めの酸味と苦味が残りますねぇ。
凝縮感よりも繊細さを感じるパストゥグランです。
※ルージュとありますが、余市町産のツヴァイゲルトとピノ・ノワールを使用してるので、パストゥグランとしています。
パストゥグランもピノ・ノワールとツヴァイゲルトの比率は、どのくらいが正解なのかなぁ?と思ったりますが、あと10年ぐらいすると最適解がわかるのカモ🦆
バランスも良いので、いますぐに飲んでも良いですが、やはり1、2年は置きたいです。
置くとだいぶ変わりそうな気もします。
カツオのカルパッチョやカジキマグロのソテーが合いそう。
ラタトゥイユや鶏肉とキノコの炒め物なども良さそうです。
生産者:さっぽろ藤野ワイナリー
産地:北海道余市町
品種:ツヴァイゲルト51%、ピノ・ノワール49%、
スタイル:
Alc:12%
試飲日:2022/6/4

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