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混成競技日本選手権の楽しみかた

楽しみかたと大層なタイトルをつけてみましたが、熱烈な混成ファンというよりは、通りすがりの混成観戦者というくらいの筆者が常々思っていたのは、なぜ、混成競技日本選手権はわざわざ長野でやるのか?ということ。12月に長居、5月の静岡といった長距離の日本選手権はタイムを狙える気候とスケジュールであるから。というのは誰でも理解ができますが、長野の混成は6月。二日間にわたって開催されるから、気候も崩れるときもあるし、コンディションが最高ってわけでもない。観つづける方も最低でも一泊して観戦に望む必要があるから、なかなかにハードルが高いなあと感じていたのです。

話はちょっとずれますが、アメリカは東京オリンピック陸上競技選考会の真っ最中。

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スケジュールを観ているとこれが、「オリンピック予行演習」を強く意識したものになってます。競技日程がオリンピックとほぼ同じ。

こちらがアメリカ。

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こっちが東京オリンピック。

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で、当然のように混成競技も組み込まれています。

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混成競技観戦の一番の醍醐味は最終種目の女子は800m。男子は1500m。すべてはここに集約されます。二日間に渡る戦いの中で怪我をして最終種目までたどり着けない選手や、たどり着けたとしても走れる状態でなく、スタートだけして棄権する選手。ひとつひとつの種目の戦いもさることながら、最後まで、よくぞたどり着いた。というところに、それぞれの専門種目のファンたちからの、「自分にはあんな過酷なことはできない」という、尊敬とねぎらいが競技場全体から包み込まれる瞬間です。

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月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…

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