またもライブに行った話

どうも奴です、8/2に weezerを観にいきました。

フジロックのヘッドライナーとして来日していたweezerが、フジロックのあとに、大阪・東京と1日ずつワンマンライブをしていたので観に行きました。

weezerは、"泣き虫ロック"というキャッチコピーがつけられていた(※1)くらい、内省的な歌詞や悶々とした気持ちを綴った歌詞を書いているバンドです。

(※1)
アルバムによって毛色が違うので必ずしもそうというわけではないんですけど、少なくとも1枚目のアルバムを出したときの日本では"泣き虫ロック"と言われていたそうです。当時のロックスター像(※2)との解離とか時代背景とかもあって、そう呼ばれていただけなのかもしれません。
(※2)
1枚目のアルバム が出た1994年は、80年代後半の商業メタルムーブメント→90年代前半のグランジムーブメントの興隆のあとなので殊更"泣き虫ロックが"際立っていたのかもしれません。


とにもかくにも、高校生の頃めちゃくちゃ鬱屈とした気分を抱えていたときによく聴いていたので感動もひとしおでした。

ふとライブに行って思ったんですけど、立派な収入がない僕が好きなバンドの来日公演に行くお金を捻出できるのは、実家で暮らしで、彼女もいないからこそ、金銭に余裕があるからかなと思いました。

ただ会場には当然カップルで観に来てる人もいるわけですね。
それに対して僕はただただ、「同じバンドが好きなパートナーがいて、更にライブを観に行く金銭的余裕があるのは凄いなぁ」と思っていました。

そんなこんなで帰り道にTwitter (いまはXですね…) で"weezer"と検索をかけて、いろんな人のライブの感想を観ていたんですね。

そしたら、そのなかに「今日は知り合いの誰とも会いたくなかった。weezerは1人のときによく聞いていた曲だからただ1人で聞きたかった。weezer好きな知り合いと会いたくなかったから、終演後足早に帰った」的な感想があって

それぇぇぇぇぇぇ!!! 
ホント、それぇぇぇぇぇぇ!!! 

ってなりました。

もちろん、人とワイワイ観るのも楽しいですし、人によって楽しみかたは異なってしかるべきなんですけどね。
僕らにとってのweezerは人とワイワイ観るものではないのかもしれないという。

あと、フロントマンのリヴァースの奥さんが日本人なのもあって、MCがバリバリ日本語なのもよかったです。

そして僕はわざわざ午後休にしたのに、お昼寝しちゃって、物販は完売してるし、整理番号は無駄にするしで、希死念慮マシマシの絶望感を味わいました。
俺なんも上手くできないわ。とか言ってる自分の甘えに嫌気がさしますね。

結局のところ、"ヤレヤレ系主人公"への憧れが拗れて憂いている自分が好きなだけかもです。

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