6月の傾向メモ(2019年6月)

【6月の傾向】
①投信の設定金額の増減によって月末相場が変わる。
②米国をはじめとする各国の金利動向が市場に影響を与える。 
③不動産価格や企業の月次決算の状況に注意を払う。


【6月の注視ポイント】
①消費動向と設備投資
 消費税10%延期の有無、米中貿易戦争の影響度合いは?

②夏の気象予測
 エルニーニョ現象で暑さは平年並み?
 5月に北海道で39.5℃記録など既に異常な暑さも・・・

③海外情勢の変化
 米中貿易戦争。トランプtweet。
 6/28(金)、6/29(土)にG20(大阪)。 

④国内政策の進捗状況
 今年は選挙イヤー。衆参W選挙、消費税10%延期の有無。


【月内最終日をはさんだ3日間の日経平均星取表(過去10年)】

【過去10年間の月足&外資系動向】


【主なイベント・経済指標】

【補足メモ】
・6月は国内の投信や欧米の年金などの決算が多く、基本的には「換金先行型」の市場である。
・時間が限られているので、処分は早くても資金面の関係で買いの行動に出られない。
・2015年のギリシャ危機、2016年のブレグジットショックのように想定外の事象の影響を受けやすく、問題が起きれば一気に投げ売りが加速する。
・一方で国内は下旬が株主総会ラッシュで、市場では「好材料が出やすく、企業発の悪材料は出にくい」との経験則。
・6月末権利取り、配当再投資にかかる需給も後押し。
・月末には投信設定もあり一時的な反発もあるが、持続性には疑問がある。
・とにかく我慢が必要な月。
・迷いが生じたときは20日以降から考える。

・6月末は1Q末。企業の換算レートに注目。
 各四半期末のドル円仲値(三菱UFJ銀行)
  前1Q末:’18/06/29(金) 110.54
  前2Q末:’18/09/28(金) 113.57
  前3Q末:’18/12/28(金) 111.00
  前期末 :’19/03/29(金) 110.99
  5月末 :’19/05/31(金) 109.36

 想定為替レートはドル円110円が多い。トヨタは110円。
 3月日銀短観(2019/4/1公表)の2019年通期想定レートは 108.87。

 リアルタイムレートは5月末NYクローズで108円台前半に突入。
 ここから円高が進行すると企業業績にダウンサイド圧力に。

End.