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デオダート

Super Strut / Eumir Deodato

60年代のボサ・ノヴァやMPB(エリス・レジーナ、カエターノヴェローゾら)に続く、70年代に活躍したブラジル出身ミュージシャンの代表格にして、ブラジルのみならず当時のフュージョンを代表する作曲家・キーボード奏者=エウミール・デオダート。60年代から活動していた(フルネーム名義)が、有名になったのは70年代に米A&M内のフュージョン・レーベルCTI(インパルス!やヴァーブでプロデューサーを務めたクリード・テイラーが設立。フュージョンブームの火付け役となる)から「Deodato」名義でリリースされるようになってから。その2枚目のアルバムのオープニングナンバー。
https://youtu.be/SYS9OTNrd-4?si=izLc1UuK6fioKrog

On My Mind / Walter Wanderley

「サマーサンバ」や「コールミー」などの代表曲を持つブラジルを代表するオルガニスト、ワルター・ワンダレイがCTIレコードからリリースしたアルバムに収録されたデオダート作曲のナンバー。編曲もデオダートで、デオダートならではの流麗な旋律とアレンジに加え、いかにもCTIなドン・セベスキーによりゴージャスなストリングスアレンジが施され、その上でいつものワンダレイスタイルの演奏が自由に跳ね回っている。

https://youtu.be/VNRHM7ccIU4?si=0TShyKgainuX6F3T

Celebration / Kool & the Gang

誰もが知るクール&ザ・ギャングの1980年の大ヒット曲「セレブレーション」のプロデューサー/共同作曲者としてもデオダートが名を連ねている。
https://youtu.be/1Qu6Dyn-c6M?si=Yr31HbZWHoXOM1SX

Nao Bate O Corocao / Astrud Gilberto

ボサ・ノヴァの歌姫、アストラッド・ジルベルトのアルバムに収録されたデオダートの提供作。曲自体がいいのはもちろんだが、この狂気じみたピアノプレイがまた最高of最高(ピアノ演奏はデオダート自身ではない)。
https://youtu.be/lvFDNIwG0No?si=1Kyne6AkPbMGzWG1

Menina Certinha / Eumir Deodato

60年代のソロ名義作品のベスト盤から。作曲はデオダート自身ではないが、プロデュース、アレンジ、指揮、キーボード演奏を担当。
https://youtu.be/JQfqnrITVdw?si=JfcnyfbUMiNrrdyu

Capricorn / Joao Donato + Eumir Deodato

もう一人のブラジルフュージョン界のビッグネームであるジョアン・ドナートとデオダートとの共作アルバム「DONATODEODATO」より。アルバムのアーティスト名義はジョアン・ドナート。
https://youtu.be/1a0ghD-DPgQ?si=mZiJluAbJqK2cO6S

Also Sprach Zarathustra / Eumir Deodato

1972年リリースのCTIデビュー作にしてアーティストとしての出世作。後にピーター・セラーズの遺作(撮影順。公開順だと「天才悪魔フーマンチュー」になる)「チャンス」(原題:Being There)のテーマ曲のような扱いで使用されることになった、そのシーンから。映画もとても良いのでお薦めです。あまりみかけない「静かなピーター・セラーズ」の天才的な演技が堪能できます。(了
https://youtu.be/zACzE0u2r3Y?si=ZX0aGXi8cKWsdw-T


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