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Managerの器とは。折られる鼻っ柱(昭和人間がなんか言う)

わりと、つい先日の話。よもやま話。

若手で割とイケメンの某誰かと某誰かが、威張っててやだー!と叫ぶ酔っ払い女子がいて、「そりゃダッセェねぇ~」と慰めた私、最近、大変不本意ながら、お局の役割が回ってきている気がするよ…。

その場にいた中に、
あれよあれよと気づけば部長、となられたお兄さんがいます。英語TitleはVice President。ぷれじでんと!エライ人になったねぇ兄さん!

私が新人、お兄さんが若手の頃、何のきっかけだったか、ぶつかり合ってメールで熱く戦ったことが。
(今思えばメールしている暇があったんだなぁ、とも…笑)

お互いに理を通したがりの、ある種の同族嫌悪というか、似た者同士のぶつかり合い、だったと思う。
(若かった。というか、幼かった。)


記憶に残っているのは私ばかりと思っていたら、そうでもなかったことが判明。
「駐在から帰国した時に「丸くなりましたねぇ」と言われたの、覚えてるよ」と。

いや、当時みんな言ってたんだけどな。直接伝えたか覚えてなかったけど、確かに私の性格的に影でよりは直接言うかも。
(可愛げを取ろうとしない、生意気で気の強い後輩だった。今もその気が…成長どこ行った…)

そう、とんがってあちこちに凸していた兄さんが、海外駐在から帰国したら驚くほど丸く優しく穏やかになっていたのよ。
私だけでなく関わるアシスタント一同がざわめく程に。

それからあっという間に出世していった。
思えば、周りで最近Managerに上がっていく人たちは、「穏やかな人」だ。
TOPに都合の良いYesmanが採用されている説、がかねてよりあって
特に疑問に思わなかったというか興味がなかったけれど、最近、そうでもないのかも、と感じてきた。
だって、いちいち喧嘩腰の人に、意見を耳に入れてくれない人に、最低限以上の協力をしようとは思いづらい。

お兄さんは、「駐在先で、これでもかというほど、鼻っ柱を折られた」という。
言葉にされたのはそこまでだったけど、
そこで自らを省みて、他人への当たり方が変わっていったということだと理解した。

鼻っ柱は、主張は、自分の意見は、なければいけないと思う。自分で考えられることが大前提とは思う。

その表現の仕方。
ただコブシを握って、人にぶつけていくのは、幼い危うさがある(自戒)。

周りのモチベーションを削らないやり方ができることが必要。
周りの話を聞いて取り入れられるかということ、でもあるかも。
自分一人で考えられることなんてたかが知れている、と本当に最近思うようになった。

なので、出世したいみなさま。人の上に立ちたいみなさま。
攻撃性はコントロールしましょう。

(私はManager向きではないので出世は別にいいけど、それでも、攻撃性はコントロールする。目の前の仕事を成し遂げたいから。一人ではできないから。)

尚、余談…
そのお兄さん、美しい大きな手をしていて、目鼻立ちがシンプルながらはっきりしていて、今思い当たったけど、まるでswdさん。
あんなに攻撃的な性格でなければ、若いうちから今の立ち居振る舞いだったならば、さぞかしモテたことでしょう。


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