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Moliendo Café(コーヒーを挽きながら)

色々書きかけてるけど、ちょっと休憩。
日々休憩ばっかりしてます(笑)

日本では、あの底抜けに明るい歌が有名ですが、
私実は、この気怠いオリジナル版が好きで。
音楽には少しの影がある方が、なんだか人間らしくて、好きみたい。

あちこち聴いて回って見て回って、
個人的にしっくりくる翻訳の感じと、音調に焦点があってきた。
…と、この曲は上ハモを入れやすくて、気分良くハモりたい時にも最適。


歌詞 Moliendo Café

Cuando la tarde languidece renacen las sombras,
y en la quietud los cafetales vuelven a sentir
esta triste canción de amor de la vieja molienda,
que en el letargo de la noche parece gemir.

夕暮れが過ぎ、影たちがよみがえる
静けさの中、コーヒー畑にまた、聴こえてくる
古い水車の悲しい恋の歌
夜がけだるく呻くような

Una pena de amor, una tristeza
lleva el zambo Manuel, en su amargura
pasa incansable las noches moliendo café

恋の痛み、悲しみを
その苦い思いを感じながら
Zamboマヌエルは一晩中、疲れを知らずにコーヒーを挽き続ける

きちんと調べてなかったのだけど、これは、ベネズエラの歌だそうです。
南米、ベネズエラ。長らくスペインの支配下、植民地であった頃のお話。
コーヒー農園の労働者、Zambo(先住民と黒人の混血。今では差別用語になりましたね…)マヌエルの、悲しい恋の歌です。

そう知ってから聴くと、やっぱり、陽気なアレンジよりは、もの悲しい方が、私は好きかなぁ。

とりあえず息を吐いて揺蕩うのに、これが良い。


Paco de lucia版(Guttara Flamenca)
オサレで華やかで、そして少しの哀愁。少し元気が出てきた時に聴く向け。


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