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ナーサー&クワンチャイ | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [010]

こんにちは!ゾウの村の住人です。
今日はスリン県の失業ゾウ、ナーサーとクワンチャイを紹介します。

ナーサーは19歳のレディ、クワンチャイは10歳の男の子です。
ナムさんがゾウ使いとして二頭の世話を行っています。

上がナーサー、下がクワンチャイ

ナーサーとクワンチャイは、コロナ前にはチョンブリー県の観光施設で働いていました。ですが、コロナの影響で観光施設が閉業することとなり、収入も暮らす場所もなくなったため、スリン県のナムさんの元に帰ってくることとなりました。

二頭が戻ってくる際に、ナムさんは彼らの健康のことを考えて新しいゾウ舎を建てました。また、ナムさんはナーサーとクワンチャイには、なるべく自分が育てた多年草と森の植物を食べさせたいと考えており、ナムさんが畑に出たり、森に入る機会が増えました。ですが、バイクで多年草や樹木の運搬を行っているため、運ぶことの出来る量が限られています。そこで、経済的に余裕が出来たら、食糧の運搬のためのトラックを購入したいと考えているそうです。

現在、ナムさんは奥さんとライブ配信やオンライン果物販売を行って二頭の生活費を稼いでいます。
二頭がチョンブリー県で働いていた頃には、ナムさんにはまだ小さい二人の息子さんがいたことから、ゾウ使いを雇って世話をしてもらっていました。ですが、今は家で一緒に過ごしながらナムさん自身が世話を行っているので、以前よりも二頭と仲良くなったと感じているそうです。

ですが、ライブ配信と果物販売では、二頭をまかなうための十分な収入が得られないので、そう遠くないうちにナーサーとクワンチャイにはタイ国内の観光地に再度働きに出てもらわざるを得ないと考えているそうです。スリン県内のプロジェクトはスタッフが信頼できる上にゾウへの福利厚生も充実しているので、入ることが出来たら良いとは思っていますが、プロジェクトが面倒を見ることの出来るゾウの数には限界があるとわかっているので、他県の観光施設で働かせることが現実的な選択肢であると考えているとのことです。

ナーサーとクワンチャイのYouTubeでは、ナムさんさんとご家族、そして親戚たちのアットホームな動画を見ることができます。
この↑動画では、ナムさんが丁寧にクワンチャイを洗ってあげた後、息子さんがクワンチャイに乗って散歩する様子が映し出されています。
クアイのゾウ使いの中には、幼少期から自分の家のゾウに乗り、ゾウ使いとしての技術を身につける人もいます。ナムさんは息子がゾウ使いとしてまだまだだと言っていますが、将来は立派なゾウ使いになるのかもしれません。
ナムさんの息子さんがクワンチャイから降りた後に、クワンチャンに対して感謝の合掌(ワーイ)をしているのが可愛らしいですね!

以下は、ナムさんからのメッセージです↓↓↓

「僕はいま、僕の家で生まれ育ったナーサーと、クワンチャイ、妻、幼い二人の息子と一緒に暮らしています。ナーサーとクワンチャイに収入がない状態で二頭のゾウと二人の子どもたちを十分に食べさせていくことは非常に難しく、頭を抱えています。それでも、どうにかみんなでここで暮らすことは出来ないかと考えているところです。今はまず、家計を圧迫しているゾウたちの食費やゾウたちの世話をするために必要な水道光熱費の支援をお願い出来たらと思っています。どうかご支援の程、よろしくお願い致します」

どうかナーサーとクワンチャイを動画の視聴を通じて応援してください!みなさんの支援が、ナムさんの息子さんのような将来のゾウ使いを育てていくことにもつながります。

ナーサーとクワンチャイのYouTubeチャンネル↓

ナーサーとクワンチャイのTikTok↓


なお、noteのサポート機能(下の方に表示されています)を通じた失業ゾウへの支援金も受け付けております。ソーシャルメディアや支援へのアクセスがなく、困難な状況にある失業ゾウたちの支援を行いますので、ご協力いただけましたら幸いです!

次回の失業ゾウは、ドークケーオを紹介します!

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