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126 僕にとっての「理想の授業づくり」

上條氏は『「生産者的」好きではなくて、「消費者的」好きによって実践すること若い教師が増えていった』という問題点を指摘している。僕もそういう若者だった一人として(今もだけれど)、こういう自分を変える方法を模索している。上條氏の指摘は、その答えの一つになりうると感じている。
授業者が感じている『好き』が僅かだけれど教室の中でも感じることができた子どもがいたなら、その『好き』を徐々に大きくしていくことができるよう教育技術を磨いていこう、ということだ。

だから、いわゆる芸体教科で高校入試を意識しなくてもいい教科なのに、「授業っぽい」何かを作り出す教育技術ばかり学ぶことが土台になってしまうことには、違和感がある。ここ数年は、もっと授業者の『好き』をベースに授業をつくってほしいな、と感じることが多い。僕の研修主任としての今年の目標の一つは、授業づくりをもっと自由にしてあげることかもしれない。